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成層圏からのスカイダイビング」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2010年05月31日 17時22分 (#1772207)
    通常のスカイダイビングは高度3500~3800mで行われます。
    だから、3万7000mと言われても、ただ、落ちるだけならパラシュート背負ってても、そのまま
    即死できそうな高さかな、という想像しかできません。
    4000mを超えるダイビングの場合は、酸素ボンベが必要になり、ない場合は上空で酸素不足でラリった
    状態になってしまうとか。

    ソースにはっきり書かれてないのでわかりませんが、3万7000mからのダイビングするときに
    与圧服や酸素ボンベを外して飛ぶ場合、5分近いフリーフォールの大部分を酸素不足の状態で
    行うため、強靭な体が必要でしょう。

    逆に与圧服やボンベを付けたまま飛ぶのであれば、通常の装備に比べて、重量やバランスが
    大きく変わってきますから、それにはそれでかなりの訓練が必要かと思います。

    まあ、ただ落ちるだけじゃないので、成功すればそれはそれですごい記録かと。
    • by SteppingWind (2654) on 2010年05月31日 18時39分 (#1772263)

      宇宙への知られざる第一歩 [nhk.or.jp]というドキュメンタリでプロジェクト・エクセルシオと, それに先んずるマン・ハイ計画が紹介されていて, その中で高高度から安全にパラシュートで落下する実験・方法についても説明されています.

      それによると, パラシュートを開くタイミングというのは体制が非常に不安定になりやすく, 体が回転したりする可能性が高いそうです. 例えばダミー人形を使った実験ではパラシュート展開後に回転し始め, 最終的には分速200回転なんていう数値(遠心力で人が死ぬらしい)にまで達したそうです. そこで, 高高度から安全に降りる手順としては

      1. 脱出後はしばらくそのまま落下を続け, 十分な落下速度を得る
      2. 小型のパラシュートを使って吹流し状の安定幕を展開し, 回転などが起こらないようにして落下を続ける
      3. 高度6000mでパラシュート本体を展開し, 以降は通常のパラシュート降下と同様

      というものになったそうです. パラシュートを開いたタイミングでの大減速はもちろん危険ですが, ロケット付そりを使った加速・減速人体実験(確かマーフィーの法則の元ネタになったやつ)によると, 45Gぐらいまでは耐えられるみたいです.

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    • by imaic (31975) on 2010年05月31日 18時00分 (#1772239) 日記

      3万7000mで加圧がないと血中の酸素がどんどん出てゆき、数秒で意識を失う。
      外したとたん、飛び降りることすらできない。

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      • by Anonymous Coward

        実際には息を止めれば5分程度大丈夫だといわれています。
        息を止めないと、ひと呼吸で血中酸素のほとんどが失われ意識を失います。

        • by Anonymous Coward on 2010年06月01日 1時49分 (#1772488)
          この辺は真空に近いところでの話ですが、息を止めていても減圧症のリスクが有ります。

          そうなると、減圧症で血管中に気泡ができるのと、窒息して心肺停止で意識不明になるのとどっちが回復しやすいか・・・ですが・・・
          窒息による心肺停止は溺死と同様に考えれば空気がある場所で心肺蘇生でもすれば望みも有りますが、減圧症だと設備がないとどーにもならんので、さっさと息を吐いてノックアウトしてた方がましかも知れません。

          ソユーズ11号の事例は減圧症と窒息の説明が混ざっているのですが、動物実験では減圧症だったとか、NASAのマニュアルでは息を吐く事になっているとか、どうにも息を吐いた方が安全っぽいようです。
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        • by Anonymous Coward on 2010年06月01日 7時09分 (#1772518)

          こちらは真空への生身の暴露についてですが、息は止めない方が良いと書いてありますね。

          http://imagine.gsfc.nasa.gov/docs/ask_astro/answers/970603.html [nasa.gov]

          実際に実験中に真空に暴露された人がいたそうですが、14秒ほど意識があったとか。
          呼吸で血中酸素は失われますが、その血液が脳に達するまでがそのくらいだそう。

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        • by Anonymous Coward

          本当?

          急減圧時に息を止めてると肺胞を痛めそうな気がするんだけど。

        • by Anonymous Coward

          急減圧に息を止めようとして口を閉じたり、手で鼻を塞いだりすると
          圧力に弱い鼓膜がやぶれたり、内耳が破壊されたりします。

          ちょっとした減圧でも耳が痛くなるのは圧力差に弱いから。

    • by Anonymous Coward on 2010年05月31日 17時49分 (#1772232)

      >ソースにはっきり書かれてないのでわかりませんが、3万7000mからのダイビングするときに
      >与圧服や酸素ボンベを外して飛ぶ場合、5分近いフリーフォールの大部分を酸素不足の状態で
      >行うため、強靭な体が必要でしょう。

      2万mで加圧がないと死亡します。
      強靭ってレベルじゃないでしょう。

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