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医療

ラジオ波で癌細胞を狙い撃ち 40

ストーリー by mhatta
ターゲッティング分子次第か 部門より

DocSeri 曰く、

WIRED VISIONの記事によると、『Kanzius RF』療法なる新しいラジオ波療法が開発されたそうだ。ピンポイントで癌細胞だけを焼き殺す加熱治療である。
ラジオ波やマイクロ波を用いた療法は既に複数存在するが、それらは患部に発熱体となる金属を埋め込んでから電磁波照射していたのに対し、今回の技術では金属分子を含む薬剤を投与して目的の細胞にだけ付着させる点に新規性がある。
金属には科学的な作用の心配がない金を使用するとのことで、成功すれば安全かつ確実な画期的治療法になるかも知れない。ただ、現状では確実に癌細胞にだけ分子を付着させる方法にまだ難がありそうだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月18日 21時58分 (#1386225)
    # ただそれだけなのでAC
    • by Anonymous Coward
      こんな治療方法が確立したら化学忍法ですね
      • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 9時57分 (#1386488)
        「化学忍法・火の鳥!!」

        …読みが同じで1文字違いなだけなのに、なんだろうこの嫌さかげんは。
        • ……本物の鳥に火をつけてやきt……ゲフンゲフン。
        • by Anonymous Coward
          「化学反応・火だるま!!」

          を綺麗に言い換えているだけのように察知出来てしまうからでは?
          価格改定→値上げのように、ネガティブな事実を隠している感じ。

          「科学作用・鳥型燃焼!!」

          こうするだけで、なぜかポジティブな客観性が生まれる不思議。
        • by Anonymous Coward
          > 読みが同じで1文字違いなだけなのに、なんだろうこの嫌さかげんは。

          蒸発とか核反応ではなく、化学反応を使っているということがばれてしまうから?
  • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 7時05分 (#1386421)
    示されると、一般人は「じゃぁ、あと少しで解決されるんだな。」って
    考えるけど、業界人からすると「あ〜、よくある話ね。株が下がっちゃったからちょっと細工しようか。」
    程度のもんでしかない訳です。

  • by Tellur52 (36331) on 2008年07月19日 7時49分 (#1386432) 日記
    いや、金のかぶせ物に電磁波を当てれば、内側に巣くった菌を綺麗に除菌、だと、ちょっと熱いけど楽じゃないですか。

    真面目な話、膏肓に巣くった結核菌や好酸菌の除去に応用できるといいですね。
    • by Anonymous Coward
      すば洞ちょっとまてw
      結局遠隔加熱に過ぎないんだから、
      虫歯の例だったら、直接加熱できるだろ?
      「その、120Wのはんだごてをだな・・・・こう口の中に・・・」
      っていうのとどう違うんだ。粘膜に直接当たる可能性というのは
      おいといて。菌は死に、本人には低温やけどの影響はないって
      そううまいこといくものか?

  • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 7時58分 (#1386436)
    C225ってタンパク質としては変な名前(まさかComplement 225とかではないだろうし)だから、
    どんなものなんだろな、と調べてみたんですが、どうもセツキシマブ [wikipedia.org]のことしか出てこない。
    セツキシマブは癌細胞に過剰に発現しているEGFRというタンパク質に対する"抗体"なので、
    Wiredの記事の中の「C225は多くのガン細胞の中に存在するが、健康な細胞内にもある」っていうのはおかしいと思うんですが。
    セツキシマブがノイズになって調べ切れてないだけなのかな。詳しいヒト教えて。
    セツキシマブだった場合、もう薬になってるんだから、いまさら癌細胞特異性に悩んだって意味ないと思うけどなぁ。

    この粒子はどのくらい集まってればラジオ波で発熱するようになるんでしょうね。
    血流に乗って循環してる粒子まで発熱したら怖いなぁ。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 8時30分 (#1386446)
    # 予防の足しにはなるって?
  • by saitoh (10803) on 2008年07月19日 9時16分 (#1386460)
    ラジオ波ってなに? リンク先はradio wavesと書いてあるからこれの直訳のような気もするけど。 「RF療法」のRFはRadio Frequencyですよね。だとしたら、ラジオ波じゃなくて 電波 じゃないの?

    医療分野では「ラジオ波」という用語を使う慣習があるんでしょうか?電磁波焼灼療法のうち、メートル波あたりを使うのをラジオ波と呼んでマイクロ波療法と区別してるとか、なんか正式な使い分けでも?

    • by Anonymous Coward
      日本語でラジオっていうと、放送に使ってるラジオを思い浮かべがちなので、「癌が直る!ラジオ機」をもっともらしく売る口実になりそうだと思った。
    • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 10時07分 (#1386496)
      Wikipediaより。Radio frequencyは3Hzから300GHz [wikipedia.org]で、マイクロ波は300MHzから300GHz [wikipedia.org]ということらしいですよ。マイクロ波の方が適用範囲が狭いようですね。
      で、このページ [keiju.co.jp]から抜粋すると、

      1997年には体外から電極を差し込み,電子レンジに用いられている高周波(マイクロ波:2450 MHz)をあてて肝癌を加熱して治療する方法(マイクロ波凝固療法:PMCT)が開発されましたが,癌が破壊される範囲(壊死範囲)が小さいため多数回の穿刺が必要でした。これらに替わる新しい治療法として,1999年にマイクロ波とは周波数が異なるラジオ波(450 KHz)をあてて,癌を壊死させる方法(ラジオ波焼灼療法:RFA)が開発されました。
      らしいです。タレコミのいうラジオ波は周波数のより小さい電磁波のことのようです。3Hzから300MHz用の分類名は無いのかな。
      今調べただけですがね。
      • マイクロ波だけ除外して「3Hzから300MHz」と、3Hzと300MHzを一緒くたにしても、あまり意味のない分類だと思います。

        で、450kHzなら普通は中波 [wikipedia.org]を使いますね。300kHz~3MHzを指す言葉。
        AMラジオ放送と同じ周波数帯ですが、そう言うととたんにありがたみがなくなるなぁ。
      • by YuiTad (29703) on 2008年07月20日 1時25分 (#1386854) 日記
         そのWikiの記事、もしかして不正確では?

         ↓ここにはこんな分類が。
        spectrum
        電波: 波長が10m以上の電波をラジオ波, 波長が1mから10mのものを超短波, そして1mmから1mの波長の電磁波をマイクロ波と呼びます.
        http://www.shokabo.co.jp/sample/spectrum/emwave/emwave.htm [shokabo.co.jp]

         おそらく、言葉の起源は、マルコーニ以来の初期無線史において、交信に使った周波数か、あるいは、無線放送開始後、受信専用機のことを「ラジオ」と称するようになってから、通信や放送に使われた波長のことでしょう。
         もとは厳密に定義されたものではないはずだから、さらにのちに通信や放送に使われた、短波や超短波、マイクロ波までも「ラジオ波」と定義するWikipediaの記述も、完全に間違っているわけではない。
         だけど、こうした場面での使い方は、上記のサイトでの定義(あれ? 短波がない?)のように、波長別の電波の分類に使うものでしょう。
         だから、上記のサイトの言う「波長10m以上の電波」ってのが、ここでいう「ラジオ波」のことだと思います。

         上記サイトでははっきり言及されてませんが、X線とガンマ線の別も、本来は成因。前者は人工的に発生、後者は放射性物質からの自発放射。でも、研究や開発の現場では波長の具体的な長さの別で分けてたと思います。

         超長波、ラジオ波、短波、超短波、マイクロ波(極超短波)、サブミリ波、赤外線、可視光線、紫外線、X線(軟X線、硬X線)、ガンマ線。
         かな?

         あれ? すると、ラジオ波と長波との分岐波長(または周波数)は?
        --
         YuiTad
        • by YuiTad (29703) on 2008年07月20日 2時38分 (#1386874) 日記
           失礼。
           英文ベースのウエブを検索してみたら、上記の推測、工学や科学での現場では間違っているようです。

           ラジオ・フリークェンシー(RF)とは、ラジオ・ウェイヴを放つ電磁波すべてに当てはまる波長(あるいは周波数)帯域のこと。
           周波数で分類すると、
                  * Ultra-low frequency (ULF) <極超長波>  0-3Hz
                  * Extremely low frequency (ELF) <極極長波> 3Hz-3kHz
                  * Very low frequency (VLF) <極極長波>     3kHz-30kHz
                  * Low frequency (LF)<長波>          30kHz-300kHz
                  * Medium frequency (MF)<中波>         300kHz-3MHz
                  * High frequency (HF)<短波>          3MHz-30MHz
                  * Very high frequency (VHF)<超短波>      30MHz-300MHz
                  * Ultra-high frequency (UHF)<極超短波>    300MHz-3GHz
                  * Super high frequency (SHF)<センチメートル波>3GHz-30GHz
                  * Extremely high frequency (EHF)<ミリ波>   30GHz-300GHz
                        
                What is RF? - A Word Definition From the Webopedia Computer Dictionary "RF"
                http://www.webopedia.com/TERM/R/RF.html [webopedia.com]より。
           内は、日本語版Wikipedia「電波の周波数」の項より。

           なあるほど、「ラジオ波」ってのは、日本語で言う「電波」のこと。赤外線より長い波長の
          「電磁波」すべてを指しているのですね。
           もっとも、この場合は、標的となるナノ粒子(実際はμm以上の大きさでしょう)は、使用するラジオ波の波長の半分前後の大きさでないとエネルギーを吸収できないはずですから、ミリ波、サブミリ波の領域の電波を使うはずで、となると、いわゆるマイクロ波を使用する方法と、こと波長に関しては、どこが違うのでしょう? いや、「マイクロ波」と言わないで「ラジオ波」って、なんにも言ってないのと同じ表現を、どんな理由で使っているのでしょうか?

           上記のWikipediaの項目によれば、マイクロ波は極超短波からサブミリ波までの総称で、実用上の「A」とか「B」とか「K」とかのバンド種別は、IEEEとEU&NATOでは、基本的に違っているとのこと。

           なお、極極長波と極超長波については、日本と英語環境とでは、波長の定義は逆転してますね。

           さっきの書き込み、間違ってカルマ・ポイント利用にしちゃったので、2ポイントになっちゃってます。誰か、適当な分類でマイナス・モデしといてください。

           
          --
           YuiTad
          • by YuiTad (29703) on 2008年07月20日 2時53分 (#1386878) 日記
             さらに失礼。
             波長別「ラジオ波」分類、英語サイトのものとWikipedia日本語版サイトと対比したはずが、後者のデータが抜けてました。「<>」半角にしちゃったので、HTMLに読みこまれちゃったのね。
             <>内が日本版のものです。

                    * Ultra-low frequency (ULF) <極超長波>  0-3Hz<300Hz-3kHz 1Mm-0.1Mm>
                    * Extremely low frequency (ELF) <極極長波> 3Hz-3kHz<3Hz-30Hz 0.1Gm-10Mm>
                    * Very low frequency (VLF) <極極長波>     3kHz-30kHz<0.1Mm-10km>
                    * Low frequency (LF)<長波>          30kHz-300kHz<10km-1km>
                    * Medium frequency (MF)<中波>         300kHz-3MHz<1km-0.1km>>
                    * High frequency (HF)<短波>          3MHz-30MHz<0.1km-10m>
                    * Very high frequency (VHF)<超短波>      30MHz-300MHz<10m-1m>
                    * Ultra-high frequency (UHF)<極超短波>    300MHz-3GHz<1m-0.1m>
                    * Super high frequency (SHF)<センチメートル波>3GHz-30GHz<0.1m-10mm>
                    * Extremely high frequency (EHF)<ミリ波>   30GHz-300GHz<10mm-1mm>
                    <テラヘルツ波またはサブミリ波>       <300GHz-3THz 1mm-0.1mm>
                  What is RF? - A Word Definition From the Webopedia Computer Dictionary "RF"
                  http://www.webopedia.com/TERM/R/RF.html [webopedia.com]より。
             <>内は、日本語版Wikipedia「電波の周波数」の項より。

            --
             YuiTad
    • by lynnlynn (15967) on 2008年07月19日 10時50分 (#1386532)
      現在一般的に行われている肝細胞がんに対する治療法は、経皮的ラジオ波焼灼療法、って呼んでた気がします。
      おなかのうえからはりをさして、病巣にきたところで、針先から傘の柄のようなものをひろげて、腫瘍の大きさ
      近くにひろげて焼く、ってやつです。

      たぶん慣用的な名前なんじゃないかな、とおもってますが。
    • by Anonymous Coward
      高周波を使った加熱では、マイクロ波を使用した電子レンジのようなものもありますが、比較的低い周波数を使う場合もあります。マイクロ波を使うと、ガン細胞と通常の細胞の区別なく過熱してしまうので、非常に鋭い指向性が必要になります。このラジオ波というのは、おそらく40Khzくらいの超低周波か比較的低い1MHz以下の電波を照射しているんじゃないでしょうか?そうするとガン細胞に注入した金属分子を選択的に過熱させることができるのだと推測できます。
    • by hatch_ojiboon (36632) on 2008年07月21日 9時39分 (#1387435)
      國分茂博 森安史典 編集「肝癌ラジオ波熱凝固療法の実際」南江堂 ISBN4-524-22399-1 に詳しいです。
      この本によると、RITA社製 4本針 460KHz 50W。RTC社製 10本針 460KHz 100W。Radionics社製 1本針 480KHz 200W。だそうです。
      私も電波屋の端くれとして「ラジオ波」という表現に違和感を感じていましたが、小さい肝ガンは既に無数にできているはずで、 大きくなって治療できるようになったら焼く、別のが大きくなったら焼く、と治療を続けることができるラジオ波装置は救世主です。
      学問的な正確さ以前に、現実に死に怯えながら暮らしている患者さんの姿を思い浮かべて議論していただければ幸いです。
      例えば、3社の装置により凝固する形状が違うとか、針から出た高周波は背中あるいは大腿前面に貼った対極板に抜けますが、体と対極板の間に空気や消毒液が入ると 残った対極板の部分で火傷を起こす、など、現実的で学問的にも興味のある事項があります。
      尚、肝炎は自覚症状がありません。新たな感染はありませんから、一生に一度、肝炎抗体検査を受けて感染の有無を検査してください。
      国民健康保険の人は無料で検査を受けられます。 会社の健保の人は、会社によって無料の会社もあります。一部、自治体では医療機関で無料で受けられます。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 10時19分 (#1386505)
    金属分子ってなんでしょうか。
    金属元素とか金属原子なら分かりますが。
    金属的な性質を示す有機化合物とかのことでしょうか。
    それとも、金属元素を構成要素として持つ分子のことでしょうか。
    • by Anonymous Coward
      そう思うなら自分で考えるか探して見つけなさい。

      #ちなみにリンク先に答えがあるよ。
      • by Anonymous Coward
        金のナノ粒子のことを分子と呼んでいる?
    • Re:金属分子 (スコア:2, 参考になる)

      by Tellur52 (36331) on 2008年07月19日 15時55分 (#1386670) 日記
      http://www.kanziuscancerresearch.com/index.htm [kanziuscan...search.com]

      トップページを見る限り、金の微粒子かカーボンナノチューブを、化学的に「標的分子」と結合させる、「標的分子」は癌細胞に寄り集積される様にすれば、選択的に癌細胞を加熱することが期待できる、等々とあります。(若干意訳気味

      ということで、ACさんの質問はどっちも正解です、ってのがこれまたなんとも。
  • by SteppingWind (2654) on 2008年07月19日 10時24分 (#1386507)

    現状では確実に癌細胞にだけ分子を付着させる方法にまだ難がありそうだ。

    これが簡単に出来るのなら, 別に金を使わなくても抗がん剤を使ってもいいわけで. そのために癌化学療法ではDDS [nistep.go.jp]が重視されているわけですよね.

    一方, 重粒子線 [juryushi.org]などでは3次元空間上のピンポイントで標的を定めることができ, そのためDDSが不要になりますが逆に広がりをもったような癌では使えないという欠点もあるわけで.

    こんな具合に化学療法と放射療法って相互補完的な感じですけど, 今回のものは一見放射療法に見える化学療法って雰囲気ですね. ですから一般的なDDSの問題・困難が全てあてはまってしまって, 独自の有効点が見えづらいように感じます.

  • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 11時57分 (#1386569)
    CBSドキュメント [tbs.co.jp](2008年6月26日放送分)でやってました。
    (原本はこれ。http://www.cbsnews.com/sections/i_video/main500251.shtml?id=4011961n [cbsnews.com])

    番組の内容はここ [cancerit.jp]に書いてあることがメインでした。

    ただ,「水から火をおこす機械が発明され、エネルギー問題解決に一歩前進」 [gigazine.net]で使っているのと同じ機械を使ってデモンストレーションしているので(Saltwater Burns [youtube.com]),どこまで信じればいいのかわからなくて・・・。
    • 「金をガン抗体にくっつけてガン細胞に金を集め、これを受信アンテナにして、
      細胞を電波で加熱し、焼き殺す」
      という話のようですね。
      CBSのドキュメントは「ちょっといい話」になっていました。カーボンナノチューブ
      分散液を加熱させる実験では、沸騰が黒い部分から起こっていましたので、
      カーボンナノチューブが加熱されているというより、クラスタ化したもっと大きいものが
      加熱されているようにも感じました。

      生体内では「生理食塩水中のナノ粒子」になっていると思いますが、ラジオ波で
      塩水については透過的に、ナノ粒子には吸収されるような特定の波長があるんでしょうか。
      ナノ粒子の大きさと同じような波長というと可視から真空紫外になってしまうように思います。
      誰か詳しい人に教えて欲しいな。

      ちなみに発明者に関するwikipediaの記述がありました。
      これによると、燃える水というのは、電波で塩水を電気分解して水素を生成し、
      水素を燃やすとかで、まだよく実証されていないとか。
      http://en.wikipedia.org/wiki/John_Kanzius

      • 特に詳しいわけではありませんが、一度実験したことがあるので。(当方、化学屋です)

        >生体内では「生理食塩水中のナノ粒子」になっていると思いますが、ラジオ波で
        >塩水については透過的に、ナノ粒子には吸収されるような特定の波長があるんでしょうか。

        私が実験したのはマイクロ波(というか実験用電子レンジ)でしたが、モノによってマイクロ波の吸収度合いは違います。
        たとえば、水を溶媒にすると溶媒ごと加熱されてしまいますが、ヘキサンなと有機溶媒では溶媒は加熱されません。

        特に、電子レンジは水に良く吸収される周波数を選択していますが、ターゲットに合った周波数に変えればいいわけです。
        (誘電率に合わせて・・・)
        電子レンジに使われている周波数2.45GHzは、水に吸収されちゃうから通信に使えない=>ISMバンドにしちまえ!ってところなんですがね。

        ちなみに、燃える水っていうのは・・・たぶん、マイクロ波で加熱された水とナトリウム、塩素のプラズマなんじゃないかな、と思ってみたり。
        蛍光灯を近づけると点灯する電磁波出力がどれほどのものかわかりませんが、結構強いのを当ててるんじゃないかと。
        --
        そんなカンジで
        • by Anonymous Coward
          水はマイクロ波のみが効率よく吸収すると思われていますが、実際には違うそうです。
          詳しくは以下のサイトに。
          http://wwwacty.phys.sci.osaka-u.ac.jp/seminars/Amo.pdf [osaka-u.ac.jp]
          7ページの図2.2によるとISMバンドはもちろんマイクロ波全体、遠赤外線も吸収しています。
          まぁ、遠赤外線はなんか暖めそうなイメージですけどね。
        • by Anonymous Coward on 2008年07月20日 9時01分 (#1386960)
          >電子レンジは水に良く吸収される周波数を選択していますが

          そんなことないよ。
          電子レンジの周波数選択は純粋に法的なものにすぎない。
          比較的どの周波数でもいいんだけど、一か所に集めとかないと
          他の機器に電波利用機器に悪影響があるから適当に決めただけ。
          #実際、他国の電子レンジは2.45GHzとは限らない。アメリカだと
          #900MHzを使ってたかな?あと1.3GHzぐらいのも昔あったような。

          本当に水の誘電損失の大きい周波数帯はだいたい一桁大きい
          25GHz周辺。単に効率だけで言うならその辺を使った方がいい。
          まあ誘起してるのが分子間振動/回転で幅広いピークを持つから、
          多少違ってもそれなりに吸収はあるんだけど。

          >ヘキサンなと有機溶媒では溶媒は加熱されません

          いやほら、アセトニトリルとかROHとか、加熱される溶媒はたくさんあるわけで。
          • >アセトニトリルとかROHとか、加熱される溶媒はたくさんある
            そうですね、分子双極子モーメント(電荷の偏り)があれば、電波加熱できるんですよね。

            ところで、「生体組織の中の微小金属」の加熱が上手にできそうなものか、
            そこがいまだに良くわかりません。イオン性液体の電磁波シールド性能はどれくらいか?
            ということなんですけど。素人考えでは、体液の電磁波シールド性能がよいので、
            目標の細胞に届けた金属よりもむしろ、組織表面が加熱されてしまうんじゃないかと
            いう気がします。

            #だからむしろ超音波をよく吸収する材料を届けて、超音波加熱する方がいいんじゃないかなと
            いう気がします。あるいは、高エネルギー側で透過能が大きく組織表面では吸収されにくい
            粒子線を使うか。
            • by Anonymous Coward
              電子レンジが中まで良く温まることからわかるとおり、
              水のマイクロ波透過性はそこそこ良いですよ。
              それに比べ金属は桁違いに吸収します。
      • ナノ粒子が吸収するんじゃなくて、ナノ粒子が分散して導電性を持った領域が吸収するんじゃないの?
  • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 13時30分 (#1386617)
    癌細胞相手に、サウンドブースター搭載のバルキリーで「俺の歌を聴けー」
  • by Anonymous Coward on 2008年07月19日 18時38分 (#1386713)
    WIRED VISONの記事、かなりいい加減だね。
    金属ナノ粒子を使った電磁波ガン治療研究が、いままで為されていなかったかのような書き方はいただけないねぇ。
    ”金属ナノ粒子 ハイパーサーミア”とかで探せば出てくるでしょ。

    製薬ってかなりお金と時間がかかるので、誰かが書いてたけど、
    「あ~、またか・・・ベンチャーのお金集めかな」なんて、普通は思うわけですよ。

    日本だと、照射電磁波を有効利用するために磁性粒子を使った研究がされているみたいだけど。
    そっちのほうが、材料価格とかでも有利な気がする。
    他のナノ粒子(ポリスチレン粒子とか)を使った研究だって、治療法から検出法までいろいろあるし。

    多くが確実に標的に集めるための標識分子の選択が難しいんでしょ。
    今に言われることじゃないし、研究している誰もが考えるような常識的なこと。
    そもそも、記事の研究者だってまだラボの細胞試験レベルじゃん。
    せめて動物実験で成功してから宣伝しろ、と言いたい。

    直接関わっている訳じゃないから偉そうに解説できないけどさ~
    -+-+-+-
    ##似たようなものを扱ってる会社にいるのでAC##
  • by Anonymous Coward on 2008年07月20日 5時23分 (#1386907)
    日本国内ではハイパーサーミア(温熱療法)がラジオ波使ってますね。
    http://www.jsho.jp/ [www.jsho.jp]
    根治ではなくあくまでも補助療法ですが保険適応なのでそれなりに認められてるようです。


    両親共に癌治療中なAC
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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