ゲーム好きな人の脳を調査、灰白質が大きいという傾向 19
ストーリー by reo
脳内麻薬の快感には抗えぬ 部門より
脳内麻薬の快感には抗えぬ 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
ベルギーのゲント大学の研究者らが、14 歳の青少年 154 名を対象に調査を行ったところ、頻繁にビデオゲームで遊んでいる人の脳は、そうでない人の脳と比べると脳の灰白質が大きいことが分かったとのこと。同調査の報告書は Traslational Psychiatry に掲載されている (Los Angeles Times の記事、本家/.、doi:10.1038/tp.2011.53 より) 。
調査を行った Simone Kuhn 氏は被験者 154 名を、1 週間に少なくとも 9 時間以上ビデオゲームで遊ぶというゲーム好きのグループとそうでないグループとに分けた。ゲーム好きのグループは女子 24 名男子 52 名、そうでないグループは女子 58 名男子 20 名。その両グループに頭部 MRI 検査を行ったところ、ゲーム好きのグループの人の方が感情と行動の相互作用に影響する、腹側線条体に占める灰白質の割合が大きいという結果が出たのだそうだ。以前行った調査では、この腹側線条体の機能が「中毒行動を促す最重要候補である」ことを特定していた。
さらにゲーム中に起きる脳の変化を MRI で観察したところ、ゲーム好きグループの少年らは負けているという状況が伝えられると脳の活動がより活発化することが分かったとのこと。同調査報告書によれば、これはギャンブル中毒者にみられる傾向と似ているのだという。ギャンブル中毒者の場合、負けてお金を失っている時に腹側線条体内でドーパミン放出レベルが増加するのだそうだ。
逆だと思ってました。 (スコア:1)
負けると不快だけど、たまに勝つとどっと脳内麻薬が出て幸せになる。それで病みつき。...そういうことだと思ってました。逆だったのね。
Re:逆だと思ってました。 (スコア:1)
Re:逆だと思ってました。 (スコア:1)
数年前に AoT [wikipedia.org] との CPU 戦にハマっていたころ、序盤の内政充実からの複数の相手を圧倒できると確信できるまでの過渡期に最も脳内物質が分泌されているなあと感じていました。そしてその快感を味わうために、仕事に着手する前にまず 20 分ほど AoT をやってテンションを上げ、仕事中にカンフル剤が欲しい時にも AoT を一戦こなすことでテンションを回復し、仕事後の一服に AoT を…という具合に完全に中毒状態になっておりました。
# Windows 7 では AoT の CPU 戦をプレイできない (敵 AI を読み込めない) 事実に直面して、この中毒から抜け出すことができたわけですが。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
Re: (スコア:0)
ドーパミンが出るのは幸福になると言うよりもやる気が出るというところでしょうか?
この辺り因果関係はどちら向きだろう。
ゲームやギャンブルがそういう性格を育成するのか、負けるとやる気になる人がゲームやギャンブルにハマるのか。
負けるとやる気になるというのはある種の成功者の資質だと思うのですが、
ゲームで育成できるなら教育手段として活用できるかも知れないし、
逆ならばそういう資質を無駄に食いつぶすハニーポットになっているということで。
Re: (スコア:0)
前田慶次は言っていた
負け戦こそおもしろい
類比が恣意的 (スコア:1)
「ギャンブル中毒者にみられる傾向と似ている」だけで
「ギャンブル中毒者にみられる傾向としか似ていない」とは言っていないわけです。
毎度のことながら、この手の調査は類比が恣意的にすぎると感じます。
勝ち負けを問うなら、より一般的なものとしてスポーツなんかがあるわけでして。
アマチュアのスポーツプレイヤーとか、スポーツ観戦を好む人とかとも比べてもらわないことにはね。
例えばこれが「スポーツを好む人にみられる傾向と似ている」とかだったらぜんぜん印象が違うと思います。
負けるほどやる気になるなんて、不況の今もっとも必要な人材では? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
俺はいいこといったと思ってんのか?
つまんねーよ低脳wwwwwwww
ゲーム脳の (スコア:0)
存在が医学的に証明されたということですね。
Re:ゲーム脳の (スコア:2)
ゲーマーの脳に見られる特徴が好ましくないものなのかどうかも不明ですね。
ゲームやギャンブルにはまりやすいと表現してしまうとどうしようもない人っぽいですが、勝ち負けによってモチベーションが刺激されやすいと考えれば、ちょっとしたきっかけでエリート街道まっしぐらになりやすい人とも言えますし。
Re:ゲーム脳の (スコア:2)
個人的な経験に基づく予想ですが、
元々そういう脳を持っている人がハマるんじゃないでしょうか?
一時的にハマるのは誰でも経験あるかと思いますが、
ず~っとゲームできる人は資質があるんだと思います。
それを何かに活かせないのかって考えもあると思いますが、ゲームのテスターくらいにしか役に立たないかと。
Re: (スコア:0)
ゲーム脳の恐怖って本を思い出した
Re: (スコア:0)
ゲーム脳っていうか勝負脳?
勝ち負けがリアルタイムにフィードバックされる勝負にのめり込むと皆同じ状態になってそうな気がする
Re:ゲーム脳の (スコア:3)
ビデオゲーム以外のゲームだとどうなのという興味は出ますな。
碁や将棋の類。
でも下手の横好き程度だと、盤面での形勢判断辺りがサッパリなので
勝ち負けがリアルタイムにフィードバックされるかどうかは
判定に困ると予想。
Re:ゲーム脳の (スコア:1)
あくまで個人の感想ですが、麻雀やってると確かに負けてるときの方が集中しますね。
点棒、手牌、順目から自分の勝ち負けがわかりやすいですし。
ギャンブルの一種と言われるかも知れませんが、金かけてないときでも同じような傾向があります。
ただ、麻雀はその性質上、負けてるときの方が考えることが多いので、そのせいもあるかも知れませんが。
Re:ゲーム脳の (スコア:2)
> 麻雀はその性質上、負けてるときの方が考えることが多い
麻雀は誰に何点…という条件付けがしやすいからそういう傾向は強そうだけど、
よく考えたらどのゲームでもそれがすべてなような気が。
男女比 (スコア:0)
類似した研究にも見られるけれど、
2つのグループの男女比は揃える必要がないのか? という部分がいつも引っかかる。
・男女の脳の構造の違いが今回の研究対象と独立していることが分かっている
・そもそも性別以外にも要素(年齢、出身地など)は多くあり、性別を揃えること自体がナンセンス
私は専門ではないのでよく分からないのですが、
「感情と行動の相互作用」などというものは、まさに男女間で有意な差がありそうなものですが。
Re: (スコア:0)
誤差の幅が変わるだけだから、それに気をつけてデータを見ればいいだけなんじゃないの?
Re: (スコア:0)
同感。
こんなの集めれば男女比なんて同じにできるんだから、
こういう余計な観測を入れられないためにも
男女比を等しくして行うべき。
男女の脳の構造が違うことは自明で、
振り幅も。構造が違うなら異なりうる。