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医療

日常的なアスピリンの服用、癌予防に有効 51

ストーリー by reo
これはまた息の長い研究で 部門より

danceman 曰く、

イギリスの研究グループが 1950 年から 2011 年にかけて行った研究の結果、「夢の薬」として 1899 年よりバイエルから発売された解熱鎮痛剤のアスピリンには抗癌効果があることが分かったとのこと。この知見は doi:10.1016/S0140-6736(11)61720-0 及び doi:10.1016/S1470-2045(12)70112-2 に掲載されている (Singularity Hub の記事本家 /. 記事より) 。

研究に参加した 17,285 人を対象に毎日アスピリンを投与したところ、長期及び短期的な癌発生リスク、また癌による死亡率を減らすことができたほか、癌種の遠隔転移を予防する効果が認められたとのこと。だが何故アスピリンが癌予防に有効なのかは、まだ具体的には解明されていないそうだ。

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  • by imaic (31975) on 2012年03月26日 11時31分 (#2123583) 日記

    こないだ薬剤師と話していて、たまたま話題に上がったのが
    アスピリン・ジレンマ [wikipedia.org]

    低用量だと血栓・塞栓症に対して予防的に働く。
    が高用量だと血小板凝集の抑制作用が弱くなる。

    抗ガンに使えるといっても、血栓・塞栓症や糖尿病など持病のある方は要注意です。

    • by Anonymous Coward

      日常的に鎮痛剤を飲んでる結果、ちょっとした痛みに気づかずに症状悪化させるという副作用もあるようですね。
      早期発見・早期治療してれば良かったのにというケース。

      • by Anonymous Coward

        ヘソリンスタンドとか石ころ帽子とか何であんな危険なものを子育てロボットが持っていますか。

  • 既出?? (スコア:3, 参考になる)

    by r5 (24383) on 2012年03月23日 12時00分 (#2122040) 日記

    あれ、このネタは既知じゃないですかね。
    アセチルサリチル酸 [wikipedia.org]
    がん死亡リスク、アスピリン常用で大幅減、英大研究(2010年12月07日 23:01 の記事) [afpbb.com]

    イブプロフェンだとアルツハイマーやパーキンソン病の予防効果があるかも、と言われてますね。

    • by Anonymous Coward on 2012年03月26日 11時43分 (#2123595)

      アスピリンに胃潰瘍の副作用があるから、日本人だと
      胃がんの発生を増強するかもしれんね。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      確かに以前聞いたことがあった気がした

  • by Lurch (10536) on 2012年03月26日 12時57分 (#2123650)

    アルツハイマーにも効くとか言ってませんでした?
    http://hp.vector.co.jp/authors/VA008237/f95.htm [vector.co.jp]

    アスピリンって何にでも効くんですね~(ぼーよみ

    --

    ------------
    惑星ケイロンまであと何マイル?
    • 「頭が痛い? 頭痛ですね、アスピリンをどうぞ。
       次は胃痛? アスピリンをどうぞ。
       今度は癌? アスピリンをどうぞ。次は・・・」

      「先生、私は単なる付き添いですが」

      「付き添い? 退屈でしょう、アスピリンをどうぞ」

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        小児で副作用が多発したことがあってから、
        小児用バファリンはアスピリンではなくアセト
        アミノフェンになってます。

      • by Anonymous Coward

        胃痛でアスピリンだけは絶対ないわけだが...

        • by Anonymous Coward

          それを言うなら、退屈でアスピリンを処方することだってないでしょ

          ジョークに何を言ってるんだか・・・

    • 欧米人の「アスピリン信仰」は、日本人の「正露丸信仰」と似たものがありますね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        信仰と言うか、「歯が痛い時は、虫歯の穴に正露丸を詰めてください」なんて使用例が記載されてた時代もあったしね。

  • by Anonymous Coward on 2012年03月23日 10時41分 (#2121969)

    だが何故アスピリンが癌予防に有効なのかは、まだ具体的には解明されていないそうだ。

    漢方薬やツボと同じような扱いですね。

    • by skapontan (35455) on 2012年03月23日 10時50分 (#2121977) 日記

      実際に統計的に効果があったのなら、
      否定する理由はないんじゃないでしょうか。

      でもまさかと思うが、毎日薬飲んでかつ節制した生活した治験者と、一般の発症率を比較して、
      発症率が下がったわあい!ってんじゃないよね?

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2012年03月26日 11時30分 (#2123581)

      なぜ効果があるか解明されていない薬なんて西洋医学にだっていくらでもありますが。
      理由がわからなくても効果があれば薬として採用されます。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      抗ガン剤という意味でこのストーリーの対比として
      ふさわしいものと言えば丸山ワクチン [wikipedia.org]
      ではなかろうか。

    • by Anonymous Coward

      アスピリン(アセチルサリチル酸)が何で痛み止めになるのかも
      実は長らく不明だったらしいし
        www.org-chem.org/yuuki/aspirin/aspirin.html

    • by Anonymous Coward

      解明されてないだけで予想はついてると思いますよ。
      アスピリンの作用はCOX-2阻害なので、アスピリンによる慢性炎症阻害→抗癌作用、転移抑制作用
      だと思います。証明は時間がかかりますけど。

  • by Anonymous Coward on 2012年03月26日 11時10分 (#2123565)

    いや、言わないといけないような気がして。

    • Re:ステマ (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2012年03月26日 13時10分 (#2123663)

      癌「効いてる効いてる」

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        単純にアスピリンで痛みがなくなる-->ストレスが減る-->がんが減る。
        かもね。
        バファリンA(ライオン)
        ケロリン(内外製薬)
        がアスピリン(アセチルサリチル酸)含有。
        ただし、
        >アスピリンは15歳以下の子供が服用すると、
        >ライ症候群(急性脳症、肝臓の脂肪浸潤を引き起こし、命にかかわる原因不明の病気)が現れる可能性がある。
        http://medical-cost.net/Aspirin.html [medical-cost.net]
        そうです。

    • by wokanoyu (30711) on 2012年03月26日 11時58分 (#2123611) ホームページ
       ステマって薬が癌に効果があるのかと一瞬信じた
      --
      #Insanely great!
      #をかのゆ
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年03月26日 16時50分 (#2123802)

    ピグアナイトの糖尿病薬でメトホルミンというのがあるんですが、これが癌の抑制作業があるかもと言うことで注目を集めています

    http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/ada2011/201106/520448.html [nikkeibp.co.jp]
    http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=ar... [healthdayjapan.com]

    今のところ糖尿病患者だけついてはかなり有意な結果が確認できる論文がたくさんあります。
    非糖尿病患者についても効果があるかもと言うことで研究も行われているようです。

    このピグアナイト系の薬は元々中世のころから欧米で民間療法で使われていた植物の成分を抽出したものから始まっており、相当古典的な薬です。
    かなり最近まで効くことはわかっているが何故効果があるのかよくわかってない薬でした。何故効果があるのかが解明されてきているのは結構最近で、同じ頃に一時問題になった副作用を抑える方法もわかってきて、安全性が高く安価な糖尿病治療薬として見直されつつあるそうです。

    ただ、癌の抑制効果については諸説あって、論文によって(素人目にはですが)全く違う事言ってたりして、何故効果があるのかはよくわからないのだとか。癌の遺伝子の活性化を抑制する効果があるって説が一般への応用が利きそうで一番夢があるんですが実際はどうなんですかね。

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