パスワードを忘れた? アカウント作成
6249227 story
宇宙

有人宇宙飛行ができるのは火星まで? 98

ストーリー by hylom
火星に行けてから考えよう 部門より
taraiok 曰く、

惑星協会のエクゼクティブ・ディレクターであるLouis Friedman氏が、火星探査機Curiosityの火星着陸に伴って談話を出した。氏は「火星は人間が次に到達できる可能性が高いというだけでなく、人間が到達できる最後の星だ」と述べたという(USA TODAYexaminer本家/.)。

氏によると、温度の高い金星や寒くて放射線だらけの木星に人間が生身で到着するのは、現在の我々の能力を超えているという。SFの世界ではその先の太陽系を超えて旅をする人間がたくさん登場するが、それは反重力ドライブやワープなど手に入れることの不可能な推進機関が前提だ。我々の航行システムや生命維持システムは数十年経過しても、マーキュリー、ジェミニ、アポロ時代と変わらないレベルだろう。しかし、Curiosityの火星着陸は生身では無理でも、ロボット技術が発達すれば新しい世界に行ける可能性を示した。我々は、超高速、超軽量のロボットボディに人間の脳を詰め込むことが、人類が火星を超えて探求する方法としてあるとしている。

この談話に対し、ヒューストンの宇宙記者Mark Whittington氏は否定的だ。氏は今の宇宙技術の進歩は確かに止まっているが、それは有効な投資が行われていないからだと主張、原子力で宇宙船を推進させるような「Project Orion」のような計画が続いていれば、アメリカは大型宇宙戦艦を構築し、木星や土星まで往復時間2年~3年で行くことができるだろうとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by USH (8040) on 2012年08月30日 13時59分 (#2221495) 日記

    原文では "spacecraft a large as battleships" なので、「戦艦サイズの大型宇宙船」と思うのだが。

    それとも、すでにガミラスが攻めて来る兆候があるので、戦艦でないといけないのか。

    #年齢バレバレ

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 14時59分 (#2221565)

    >木星は地球のおよそ1万倍以上の強い磁力をもっているため、木星の放射線帯の方がずっと激しく危険な影響を及ぼします。
    >もし、うかつにも放射線帯への対策を行わずに木星を訪れた宇宙旅行者がいたとしたら、その人は命を失ってしまうでしょう。
    http://shnet1.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/planet/pla36.html [nagoya-u.ac.jp]

    #まともなソースを見つけられなかった。
    宇宙服着て外に出るとか絶対無理。
    >表面で10000Sv/h↑、内部だと10000000Sv/hくらいだとされています
    http://news.2chblog.jp/archives/51640708.html [2chblog.jp]

    磁力、大気、太陽からの距離だけで考えても地球はキセキのホシということが
    改めて分かるなあ。

    • by Anonymous Coward

      >地球はキセキのホシ

      人間から見たらね
      その環境に高度に適合してる我々の存在がキセキであって
      都合の良い環境がキセキ的に用意されたわけではない

      • by Anonymous Coward

        いや違う
        少なくとも地球型の生命が誕生するには液体の水が要る
        そうでないとしても生命が生まれるためには何らかの媒質が必要
        この時点で惑星表面のの環境は制限される

        その上でその生命は何らかの方法で遺伝情報を保持しないといけない
        強力な放射線の中ではDNAのような高分子は変質を免れないから
        その面で恒星や他の惑星との位置関係も無視できない。

        だから、奇跡的にできた生命の誕生に適してできた環境に、奇跡的な確率で生命が誕生したと考えるのが妥当

        • by Anonymous Coward

          さぁ人間原理の登場です。

    • by Anonymous Coward

      >磁力、大気、太陽からの距離だけで考えても地球はキセキのホシということが
      >改めて分かるなあ。

      地球の生物にとってはね。

    • by Anonymous Coward

      木星の「表面」ってどこ?

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 14時07分 (#2221507)
    たいとるおんりー
    • by Anonymous Coward

      相対論やエネルギー保存の法則が反例になってるしー

    • by Anonymous Coward

      同じようなツッコミしようと思ったんだけど、「SFの世界では~」の部分はLouis Friedman氏の談話だから仕方がないよね。

      #個人的には夢残しておけよ~とか思ったのは事実だw

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 14時29分 (#2221533)

    月に人類が降り立ったのは、東西冷戦の一つの形でもあるし、何より、月の岩石などサンプル採取とか、月面上での各種観測や実験などを行うという意義があった。
    ところが現在、無人でかなりのことができるようになっている。
    ぶっちゃけ、火星に人類が降り立つ意義は、前人未到地への到達というチャレンジと、実際に人が火星を往復できるという実証くらいではないか?
    しかしそれに対し必要な予算がいくらになることか。
    おそらく各方面からは、その予算ならば(無人で)これこれの観測をとか、木星や土星、小惑星や系外へ無人探査機を、という声も出るだろう。
    だから、火星到達でさえどうなることか。
    まあ、夢はあるのだが。

    • by s02222 (20350) on 2012年08月30日 14時49分 (#2221550)
      地球が木っ端微塵になるような天体衝突といった非常事態に備えて、火星への移住が技術的に可能だと言うことを示しておくことには意義がある・・・と言う主張のもちょっと苦しいな。

      そうなったらなったで、技術があろうがなかろうがとにかくやってみるしかないわけで。この論法での実証実験の意義は、「いざとなっても逃げられる」という安心感を人々に与えることと、いざとなった後で「技術があるから大丈夫」という実績が混乱を収める使えなくもない、程度の微妙なものにしかならないか。

      効率で考えると、送り込むロボットをどんどん高機能化していきつつ、サンプルリターンを目指す、ぐらいかなぁ。 サンプルリターンにしても、実験室を送り込むのとどっちが安いかというせめぎ合い・・・。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 14時54分 (#2221558)

    米国人はSFと科学と技術の違いが分かるが、日本人はそうではない

    #宇宙エレベータ(軌道エレベータ) の法螺話(SF)を信じて競技会をするのは、カーボンナノチューブ製のゴルフクラブやテニス・ラケットが出来てからにしてくれ

    • CNT含有の自転車とかはもう売ってるので、その論理で行くともうその手の協議会はしてもいいという話に…。個人的には炭素繊維製のケーブルで出来た吊り橋が出来てからかなあ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      米国人はSFと科学と技術の違いが分かるが、日本人はそうではない

      #宇宙エレベータ(軌道エレベータ) の法螺話(SF)を信じて競技会をするのは、カーボンナノチューブ製のゴルフクラブやテニス・ラケットが出来てからにしてくれ

      え?別に順番にする必要ないじゃないですか。
      楽しむくらい。
      やってるのはわかってる人達だけでしょ。
      それとも分かってない人が「軌道エレベータは直ぐに実現する」って誤解されるから止めろって言うんですか?

      # その発想が日本人ってネタだったか :-)

    • by Anonymous Coward

      >米国人はSFと科学と技術の違いが分かるが

      それは奴らを買いかぶりすぎだ……
      #そりゃわかってる人も居るが、それを言ったら日本にだってわかってる人はいっぱい居る。

  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 15時02分 (#2221568)

    移住まで考えたら、火星が限界のように思えます。
    本当に最悪の事態になったとき、火星に移住できるぐらいにはなってほしいですね。

    • わざわざ好き好んで穴ボコに降りるとか(ry
      火星は元素的なバリエーションが豊富な割に大気が薄いから実は地球より使い勝手がよかったりするかもね。
      # カタパルトで軌道に荷物を上げられるかどうかで考えると。

      親コメント
      • >わざわざ好き好んで穴ボコに降りるとか(ry

         アステロイドマイナーズの第2巻は何時出るのだろう…?

        >火星は元素的なバリエーションが豊富な割に大気が薄いから実は地球より使い勝手がよかったりするかもね。
        ># カタパルトで軌道に荷物を上げられるかどうかで考えると。

         希薄ながら一応大気があって、かなりの高速を軌条で出せる程度には大気が希薄で、ちょっと弱いながらも重力があって、穴ぼこに降りるデメリットに見合うメリットもあるかもしれませんね。
        #航空宇宙軍史の火星鉄道一九が真っ先に連想されます

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      なんで惑星に住むのが前提なん?
      地球以外の惑星に移住するってそこでどう衣食住を満たすかって話になるわけで、住めるサイズの宇宙船作れば、あとはその宇宙船でどう衣食住を満たすかって話なんじゃね?

      • by firewheel (31280) on 2012年08月31日 0時04分 (#2222058)

        仮に住めるサイズの宇宙船作っても、なんらかの資源の供給が必要なわけで。

        資源を得るとしたら、小惑星か、彗星か、惑星からかくらいでしょう。
        宇宙空間をフヨフヨ漂いながら資源を採掘することはできんわけです。

        親コメント
      • by digoh (17917) on 2012年08月31日 10時36分 (#2222262) 日記

        個人的には惑星じゃなくても小惑星でも衛星でもなんでもいいと思うんですけど、
        「宇宙船で暮らす」よりは「他天体で暮らす」方が利用可能な資源の量が大幅に違うだろうな、とは思います。
        (小惑星だの彗星だのに推進器を付けて宇宙船だと言い張る、というのはまた別の話として)

        スペースコロニーをいくら作っても地球からのバックアップが無ければ長期生存できそうにありませんが、他惑星だと可能性だけはあると。
        ……必須元素が全然足りない可能性もあるんですけどね……。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年08月30日 15時25分 (#2221588)

    いままで、戦争とその道具に費やしていたリソースを宇宙開発に使っていたら、
    どこまでいけたでしょうか。

    軌道上に人工重力を持つステーションくらい持てたかなぁ・・・

    • by Yohsa (2572) on 2012年08月30日 15時51分 (#2221625) 日記
      アポロ宇宙船を1回月に送る費用がベトナム戦争の1週間分の戦費に相当したそうで。
      後は適当に妄想を膨らませて下さい。
      70年代にはアメリカ単独で恒久的な宇宙ステーションの複数台は余裕だったんじゃないかなあ。
      親コメント
    • by alternative (23238) on 2012年08月30日 16時38分 (#2221657)

      月や宇宙に行くことが、俺たちの生活にどんなメリットをもたらすと言うんだ? という疑問がもっと早くに出ていたと予想

      親コメント
    • by skapontan (35455) on 2012年08月30日 17時07分 (#2221693) 日記

      戦争をしないメンタリティを人類が獲得できたとしたら、
      そのリソースは一部の人間が宇宙に行く事より、多くの貧困を救うことに振り向けられるでしょうね。
      その先には宇宙開発もあるかも知れませんが、その歩みは現状よりはるかにゆっくりになることでしょう。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      日本みたいに不況に喘いでるだけだったりして

      • 今の日米の不況はモノが足りないのではなく需要が足りないのが原因なのだから、大規模に宇宙開発とかして消費すると景気が回復する。
        # 2221649もそうだけど、どうしてカネとモノの違いがわからんかなー。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        戦争に費やしていたリソースは仕分け対策に費やされるだけだったり・・・

typodupeerror

開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー

読み込み中...