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医療

腕の内側で培養した耳を使った移植手術 15

ストーリー by reo
どこまで再現できるものなのか 部門より

danceman 曰く、

ジョンズ・ホプキンス大学の医師チームが、皮膚癌の手術で左耳を失った 42 歳の女性、Sherrie Walters さんの腕の内側で耳を培養し、耳を失った箇所に移植して復元させることに成功したとのこと (Medical Daily の記事本家 /. 記事より) 。

数ヶ月前、医師チームはあばら骨の軟骨を使って、残された右耳と形が揃うよう成形し、Walters さんの腕の内側の皮膚下に埋め込んで培養した。数ヶ月かけて腕で培養された耳は、癌の手術により左耳が失われた箇所に移植され、血管吻合も行われた。手術した耳はまだ腫れているものの、このまま順調に回復すれば見た目も聴力も取り戻すことができるとのこと。

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  • by staygold (23127) on 2012年10月02日 14時37分 (#2242968)

    ティッシュエンジニアリングの成果として,2004年頃に耳を背中につけたマウスが記事になってましたが,
    あれの人への適用なのでしょうか.
    よいリンク先が見つからないでリンクできないですが. 画像はあちこちにあるんだけど.

  • 閲覧注意 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2012年10月02日 11時44分 (#2242775)

    写真がゲソにしか見えないでゲソ。

    • by Anonymous Coward

      三半規管が腕にできるのかな、と思っていて、閲覧注意というから、本当に出来てるのかな、と思ったヨ

      • by Snoopcheri (36547) on 2012年10月02日 12時30分 (#2242825) 日記

        三半規管が腕にできるのかな、と思っていて、

        内耳は頭の中にちゃんと残ってるっぽいです。

        (元記事より) The doctors pursued an aggressive treatment to combat the destructive disease, removing her ear, part of her skull, and her left ear canal. Though Walters was left without an ear, she was still able to hear with the help of a special hearing aid.

        切除したの左の耳介と外耳道、頭蓋骨の一部で、特殊な補助具を使えば音を聞く能力は残ってる、ということのようです。

        # 「三半規管」は内耳にある平衡感覚の感覚器で、聴覚の感覚器は内耳の「蝸牛」ですね。いずれにしても、これらは軟骨でできてるんじゃなくて、頭蓋骨の中にある穴の中に埋まってる柔らかい組織で、無数の神経がつながってるし、今回の方法では再生できなさそう。

        親コメント
  • ジョージとメアリーのために、壁で培養。

    「壁に耳アリ、ジョージとメアリー」

  • by PEEK (27419) on 2012年10月02日 12時37分 (#2242833) 日記

    なんかコードウェイナー スミスの「シェイヨルという名の星」を思い浮かべるな。

    --
    らじゃったのだ
    • by prankster (12979) on 2012年10月02日 14時40分 (#2242972)
      私も「シェイヨルという名の星」を思い出し、次いで耳ネズミ [yahoo.co.jp]を思い出しました。

      耳ネズミの耳はスポンジ状のポリマーで耳の形を作りそこにヒト軟骨細胞を培養して作ったもので、培地としてマウスの背中を使ったものです。これは2004年の研究なんですが、それから8年、ティシュー・エンジニアリングは実用段階に入ったんですね。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2012年10月02日 19時36分 (#2243240)

    「耳を培養して作成」から喚起される通俗的イメージは、「感覚器官としての一そろいの機能を持つモノ」なんでしょうけれども、実際のところ、これは「耳」というより「耳たぶと穴の内壁を、あばら骨で耳たぶの形のカタを作って、拒絶反応が起こらないように自分の皮膚で形成しましたよ」という感じですね。
    「耳マウス」の時にも、あたかも「耳細胞をマウスの背中にチョコンと植えて、自然にどんどん耳の形に育って・・」みたいな感じで紹介されているものが多かったですが、実際には「耳たぶの軟骨の形状のモノをマウスの背中に埋め込んでおき、皮膚を覆わせるだけ」であって、そういう意味では「単純な型枠作業」に過ぎません。
    確かに、耳たぶは、集音や音声定位に重要や役割を持ち、外耳道ももちろん音の通り道として重要ですから「耳の機能(の一部)」を再現したというのは嘘ではないのですけどね。
    やってることは、昔からやられている「ちょっと複雑な形状の自己皮膚移植」と同じで、それ自体は技術的な新奇性がそれほどあるようには見えないですね。ビジュアル的なインパクトがあるので、アレですが。

  • by simulacrum (41765) on 2012年10月03日 8時01分 (#2243617) 日記

    [mirror.co.uk]のことかと思った

    余談だけど・・彼は確か耳から音を聞きたかったからマイク埋め込んでいていたのだが、化膿して病院に”耳”を見てもらいに行ったはず。

  • by Anonymous Coward on 2012年10月02日 23時52分 (#2243477)

    もう少し複雑なものはできないかな。
    例えば血管が複雑になって海綿状になってるあの器官とか。

    • 昔エロ漫画かなにかで、
      閉じた脇を女性の股に見立てて一人で(ry
      という、どうしようもなく終わってる話を読んだような記憶があるのですが、
      そのときにこの技術があったら素晴らしい話になったのではないでしょうか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      それを腕の内側で培養するんですね!w

      # 神経も繋がるか、サイズ選択可能か
      # 培養できるなら1つだけにする理由も1箇所だけにする理由もないよね

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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