呼気に含まれる化学物質を分析し、がれきの下から生存者を発見する技術 35
ストーリー by headless
発見 部門より
発見 部門より
eggy 曰く、
人間の呼気に含まれる化学物質を検出し、地震やテロ攻撃などで倒壊した建物のがれきなどに閉じ込められている生存者を発見する方法をドイツ・ドルトムントの研究チームが開発しているそうだ(論文アブストラクト、 Chemical & Engineering Newsの記事、 本家/.)。
呼気にはアセトンやベンズアルデヒドなどが含まれており、これらの物質をイオン移動度計(IMS)で検出することで生存者を発見できるという。IMSは空港で爆発物や麻薬の検知に使われているほか、糖尿病や肺がんなどの診断にも使われており、災害現場に持ち出して使用することも可能だ。まず、テフロンチューブを使用してがれきの下から空気のサンプルを取得する。あとはガスクロマトグラフィーを使用してサンプルから化学物質を分離し、IMSで人の呼気と同じパターンが見られるかどうかを分析するとのこと。分析に要する時間は3分程度。ただし、火事や化学物質の流出といった状況でも分析できるように、さらなる改良が必要だ。また、総重量が最大25キログラム程度ある機材の軽量化も課題とのことだ。
おっさん優遇 (スコア:3, おもしろおかしい)
つまり口が臭いと助かりやすいと(違
Re: (スコア:0)
加齢臭 [wikipedia.org]というオプションは?(ぉぃ
Re: (スコア:0)
内臓的な理由で女性の方がくさい場合がある
Re: (スコア:0)
閉じ込められ飢餓状態に置かれれば血中のアセトン濃度は上がる(したがって呼気中の濃度も上がる)ので、あまり心配はないのではないかと思います。
# むしろ正常と飢餓状態の人で濃度の「パターン」が違うので、感度が変化してしまうのではないかと心配。
雪崩のときにも? (スコア:1)
雪崩で埋まった人を見つけることは可能だろうか?雪の上にまで呼気があがってくるかわからないですけど、そんなこと思いました。
あとは時間が経ってからだと、遺体(独特のにおいがしますよね)発見にも役立ちそうかなとか、もっと時間が経っても検出できるなら遺骨捜索に使えたりしないかなとか。
いずれにせよ赤外線や音などに加えてニオイ?で探す方法ということで、手段が増えることは歓迎です。
Re:雪崩のときにも? (スコア:1)
アニマルプラネットの番組では、アルプスの救助犬で有名なセントバーナードは3m下に埋まった人の匂いを嗅ぎ分けるとか。
the.ACount
Re: (スコア:0)
雪崩の死因で有名なのが窒息死じゃなかったっけ?
つまり呼気は被害者の極近傍にしか存在しない。
呼気を取れる場所までセンサを突き刺せるなら、もうちょい突き刺して被害者つっついて確認したほうが速そう。
科学技術で探すなら音波・電波・振動使ったレーダ系統の方面に期待したい。
Re: (スコア:0)
雪崩の捜索みたことあるけど、竹竿みたいなものでぶすぶす刺してるね。
Re:雪崩のときにも? (スコア:1)
日本ではゾンデ棒と呼びますね。
(ゾンデはラジオゾンデのゾンデ。つまり英語のprobeに対応するドイツ語)
Re: (スコア:0)
雪崩の捜索は無線ビーコンを使うのが一般的ですね(雪崩の危険性のあるところに行くならビーコン持ってけということです)
最初からパッシブタイプの無線タグをウェアに縫いつけておくというアイデアもあるそうです
Re:雪崩のときにも? (スコア:1)
携帯の出す電波は使えないのでしょうか?
Re: (スコア:0)
実際に埋もれると [youtube.com]呼気とか無理そう。
どこにテフロンチューブを、、 (スコア:1)
差し込んで採集するかがわかれば完璧ですね。
電磁波、二酸化炭素やアンモニア、そしてアセトンやベンズアルデヒド (スコア:1)
昔、似たような装置の話を読んだおぼえがあるような? と検索したら、記憶にあったのは電磁波人命探査装置 [wikipedia.org]や二酸化炭素探査装置(特別高度救助隊の装備の説明 [wikipedia.org])でした。
今回のは検出する化学成分が違うので、人命探査の支援手段が増えて、精度が高まるということだと受け取りました。
配備と運用 (スコア:0)
サンプラーを大量に用意して、ベースにガスクロを置いて使うのかな。
特に大規模災害には有効そうだけど、被災者が生きてるうちに使えるようにしないとなぁ。
残りの問題は (スコア:0)
その呼気が、現在生きている者の呼気か、死者が残した呼気かの区別だな。
最終的には死体回収もしなくてはならんが、緊急時には生存者の救出を優先しなくてはならんのも事実だろう。
まあ、生死までは判明しなくても、なんらかの生物が存在することが分かるだけでも、喜ばしいことだけどね。
Re: (スコア:0)
それは心配ないんじゃない?呼気なんてあっという間に拡散しちゃうもの。
屁の臭いがいかに速やかに拡がり、そして消失していくかを思い出してごらんよ。
一方ロシアは (スコア:0)
犬を使った。
Re:一方ロシアは (スコア:1)
私は最初に、蚊を使った方が早くね?と思いました。
やってることは蚊と似てるんで……。
Re:一方ロシアは (スコア:1)
love && peace && free_software
t-nissie
Re:一方ロシアは (スコア:1)
>テフロンチューブを使用してがれきの下から空気のサンプルを取得する
どんな形状のチューブか知らないけど、いちいち瓦礫の下に差しこむより、わんちゃんに任かせたほうがスゴく早そう……
Re: (スコア:0)
機械だって(オペレータの)訓練とメンテナンスが必要だし、いつかは壊れるのにね。
Re: (スコア:0)
犬を訓練する人の訓練も必要だから、機械の方がコスト安いんじゃないかなー。
Re: (スコア:0)
壊れたら直すか作り直すかすればいいじゃない。
機械も物にはよるだろうけれど、これくらいなら遅くても数ヶ月あれば納品まで行くんじゃないだろうか。
対して犬だと生まれてから数年、訓練も何年かはするんじゃないかな?
そして、多分、訓練すれば何でもものになると言うわけではないだろう。
人も相性あるだろうし選ぶでしょうね。丸一日ほっとくとかも出来ないし。
機械でもいくらか似たような事あっても段違いだと思いますよ。
Re:一方ロシアは (スコア:2)
確かに、機械と違って、災害救助犬はヒトと同じようにPTSD(らしきもの)になるそうですしね。安全靴を履いていない災害救助犬は足を怪我したりもしますし、特に地震の場合は余震の精神的な負担がありますし、ハンドラーと一身同体なので、遺体発見ばかりだと士気が上がらないとか。
Re: (スコア:0)
使わない時に完全に止めておける機械と
エサ代と世話の手間が常にかかる犬とは、結構違うと思う。
Re: (スコア:0)
錆びる錆びる。
Re: (スコア:0)
機械なら大量生産出来るので、配備量を遥かに多く出来る。
Re: (スコア:0)
元ネタの鉛筆も削りカスが出る上に消耗も割りと早いから、一方ロシアってのは大概そういう物なのかもネ
Re: (スコア:0)
一方ロシアはシリーズの中でもこれはなかなか秀逸だと思う
Re: (スコア:0)
日本でも災害救助犬はいますよ
人を探したいのは救助のときとは限らない (スコア:0)
3分で結果が出るのか。ethnic clensingで市街掃討してるときに、「この廃墟にはまだ誰か隠れてるか?」を調べるのにも使えたりしそうだな。
# 包丁は悪くありません
Re:人を探したいのは救助のときとは限らない (スコア:1)
戦闘能力の無いケガ人を見つけるより、危険な無人トラップを見つける方が意味あるだろう。
the.ACount
Re: (スコア:0)
いや、「戦闘能力の無いアンネ・フランクさんを見つけられないと、ユダヤフリー国家を作れないじゃないですか」(bei NSDAP)ってことです。
# 民族名はセルビアでもボスニアでも朝鮮人でも同じです。
Re: (スコア:0)
そっちでも使えるなら一石二鳥で喜ばしいですな。
むしろ、本当はそっちがメインかもしれないけど。