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宇宙

2月15日、小惑星「2012 DA14」が地球に最接近 32

ストーリー by headless
接近 部門より
danceman 曰く、

2月15日(UTC)、直径約45メートルの小惑星「2012 DA14」が地球に最接近する。最接近時の地球からの距離は27,700キロメートルで、静止軌道の内側を通過することになる。この大きさの物体がここまで地球に接近するのは1990年代に観測を開始して以来、初めてだという(NASAのニュース記事本家/.)。

2012 DA14の最接近時刻は19:24 UTC(16日 4:24 JST)。最も観測に適しているのはインドネシアで、1分間に1度ぐらいの速度で星空を移動するそうだ。東欧やアジア、オーストラリアなども好条件での観測が期待できる。明るさは7.5等級程度のため肉眼では見えないが、双眼鏡や小型の望遠鏡を使用すれば十分に観測できるという。なお、最接近から数分後に2012 DA14は地球の影に入り、食が十数分間続くとのことだ。

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  • by tmiura (6268) on 2013年02月03日 13時46分 (#2318148) 日記

    静止軌道の内側を突っ切っていくのだとすると、人工衛星に対して重力的に与える影響は、どんなもんなんですかね。 小惑星小さいし、摂動の範疇かな。

    • by Anonymous Coward on 2013年02月03日 14時49分 (#2318156)

      小惑星の直径が45m、地球の直径が13000km=13000000mだから、小惑星の体積は地球の約4.1e-17倍となります。
      地球と小惑星の密度が同じと仮定すると、これがそのまま質量比になります。ふつうに考えれば、小惑星の影響は
      ないに等しいと言っていいでしょう。

      しかし、万有引力は距離の2乗に反比例するから、質量が小さくても近くにあれば及ぼす力は大きくなります。
      この小惑星が、人工衛星のどれくらい近くを通れば、地球に匹敵する影響を与えることができるでしょうか?
      静止軌道は地球から36000kmですから、もし、小惑星が静止衛星から 36000km x √4.1e-17 = 2.3e-4km = 2.3cm の
      位置にいれば、その静止衛星が小惑星から受ける万有引力は、地球から受ける万有引力と同じになります。

      ただし、小惑星の直径は45mですから、2.3cmまで近づくことはできません。が、この小惑星と同じ質量で
      直径4.6cm以下の小惑星なら、この議論が成立します。なお、そのような小惑星は、(地球の密度を5g/cm3として)
      4.7e9 g/cm3(4.7トン/cm3)以上の密度が必要です。これは白色矮星に匹敵する密度です。

      さらに、本当は時間の効果も考えないといけないです。地球はずっとそこにありますが、小惑星は短時間で
      通り過ぎます。力×時間が力積となり、相手に与える運動量となりますから。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        すみません、密度の計算で、gからトンへの換算を間違えました。4.7e9g/cm3は、4.7トン/cm3ではなく、4700トン/cm3です。白色矮星より3桁上です。

        • by Anonymous Coward

          ただし、小惑星の直径は45mですから、2.3cmまで近づくことはできません。が、この小惑星と同じ質量で
          直径4.6cm以下の小惑星なら、この議論が成立します。

          こんどは、静止衛星に2.3cmまで近づくことができないでしょ。

          • Re:人工衛星への影響は (スコア:5, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2013年02月03日 16時11分 (#2318174)

            ここまででわかったこと

            当たったら痛い

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              あててんのよ

            • by Anonymous Coward

              痛いって、人工衛星に痛覚あるのか?

              • by Anonymous Coward

                予算が痛いとか、あれがないと痛いとか言うだろ

              • by Anonymous Coward

                当たったら痛いって分かるように、痛覚をつけよう。

                # 当たったら壊れるので、痛覚があっても役に立たないような。

            • by Anonymous Coward

              多分、感覚的には「熱い」が近いかもしれません。
              知覚する前に意識の方が失われるかもしれませんが。

          • by Anonymous Coward

            > こんどは、静止衛星に2.3cmまで近づくことができないでしょ。

            静止衛星の大きさがほぼゼロなら可能です(常識的にはありえないですが)。
            逆に言うと、仮に静止衛星の大きさがゼロであったとしても、小惑星の直径が4.6cm以上なら近づけないということです。

            • by Anonymous Coward
              で、だ。
              白色矮星の3桁上の質量を持つ小惑星と、大きさがほぼゼロで普通の静止衛星並みの質量が2.3cmまで近づいたらどうなるんでしょう・・・?
              • by Anonymous Coward

                想定1.不可能である
                  -- 2.3cmのほうが蒸発する
                想定2.吸い込まれて終わり
                  -- 説明の必要もなし
                ↓以下想定外のケースを求める

              • by Anonymous Coward

                > 白色矮星の3桁上の質量を持つ小惑星と、大きさがほぼゼロで普通の静止衛星並みの質量が
                > 2.3cmまで近づいたらどうなるんでしょう・・・?

                ですから、静止軌道に置いて地球から受ける引力に匹敵する引力を受ける、というのが答えです。

                1cm3あたり1000tのオーダーだと、中性子星にさえ全然届きません。
                中性子星の密度は1cm3あたり10億t [wikipedia.org]

                ブラックホールの密度は中性子星よりも上だと思ったんだけど...そう単純じゃないようです。

                「3桁以上」だから9桁の場合も含まれるよね、と言われたら、まあたしかにそのとおり、ですが。

      • by Anonymous Coward

        もし本当に直径4.6cmの小惑星だったら、どうやって見つけたのか、という方が興味深いですね^^

        それはそれとして、静止衛星軌道って(ほぼ)厚みがないので、小惑星がたまたまその距離で丁度赤道上空を通るのでなければ、cm単位まで接近することはないかと

        • by Anonymous Coward

          > もし本当に直径4.6cmの小惑星だったら、どうやって見つけたのか、という方が興味深いですね^^

          恒星の視直径もかなり小さいけど肉眼でも見えるよね。
          (と思ったけど、直径4.6cmで距離28000kmなら、視直径0.00034秒で、これは いろんな星の視直径 [keirinkan.com]より1桁くらい小さい)。
          でも、小さくても十分に光を発していたら見えるはず。
          密度が白色矮星の1000倍もあるなら、ふつうの天体じゃないので、強烈なガンマ線か何か発してるかもという甘い期待^_^
          というか、そっちのせいで太陽系が焼け焦げてしまうようなものかもしれない。

          > それはそれとして、静止衛星軌道って(ほぼ)厚みがな

          • by Anonymous Coward

            >恒星の視直径もかなり小さいけど肉眼でも見えるよね。

            見える恒星と見えない恒星がございます

            > それはそれとして、静止衛星軌道って(ほぼ)厚みがないので、小惑星がたまたまその距離で丁度赤道上空を通るのでなければ、
            > cm単位まで接近することはないかと

            i軌道傾斜角が0でない静止衛星もありますし、まぁ厚くない(薄い)ってことは確かです。でも、それと当たるかどうかはまた別問題

            • by Anonymous Coward

              傾斜角が0でないと静止しないので、0以外の軌道は静止軌道といわないです。

    • by Anonymous Coward

      計算しろよ

    • by Anonymous Coward

      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E6%9C%89%E5%BC%95%E5%8A%9B%E5%A... [wikipedia.org]
      質量1000 kgの物体が1 m離れて引き合う力は約 6.7 × 10−5 N

      直撃でもしない限り無視出来るかと

  • by Anonymous Coward on 2013年02月03日 17時36分 (#2318194)

    NASA公式で出してほしい。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月01日 17時30分 (#2317493)

    軌道する?

  • by Anonymous Coward on 2013年02月01日 18時06分 (#2317517)

    2013年2月に地球へ小惑星「2012 DA14」が衝突する可能性はゼロ [srad.jp]で取り上げられた件でしょ?近づくのは間違いないけど数万キロってレベルだろ?って近いじゃねぇか。

    >2012 DA14の移動速度は速すぎるため、天体観測において豊かな経験を持つ人ならともかく、素人が2012 DA14を見るというのは難しいようだ。

    地上に出ていない星を見るのは素人でなくても難しいだろうな。

  • by Anonymous Coward on 2013年02月02日 1時27分 (#2317728)

    NASAがビデオで言ってるサイズは50m/フットボールフィールドの半分(長辺120ヤード/約109.73mのおよそ半分)。
    こっちの方が正確
    http://news.aol.jp/2013/01/31/asteroid-2012-da14-miss-earth-february-15/ [news.aol.jp]

  • by Anonymous Coward on 2013年02月04日 8時44分 (#2318345)

    2010 RF12 のほうが気になる。
    現在の予測値だと、衝突確率は6.5%。

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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