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テクノロジー

マウスを使ったクローン実験、26世代・598匹の再クローンに成功 45

ストーリー by hylom
進化する技術 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの若山照彦チームリーダーらのグループは、1匹のマウスから26世代598匹のマウスを作製することに成功したとのこと(47News)。

これまでのクローン技術では、世代を追うごとに出産率が低下し、マウスでは6世代、ウシでは2世代が限界だったとしている。今回の研究成果は、肉質の良いウシなどの大量生産や絶滅危惧種の保全につながるとして期待される。

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  • by flied onion (36971) on 2013年03月15日 8時07分 (#2343838) 日記
    世の中の定義は良く知りませんが、個人的には作製とか生産って表現はちょっと引っ掛かりますね。

    #生産は作物にも使われるか。
    --
    # yes, fly. no, fry.
    • by Anonymous Coward

      じゃあ、なんて言えばいいんでしょうか?
      畜産業では、生産ていう言葉を普通に使いますよ。

      • by flied onion (36971) on 2013年03月15日 23時10分 (#2344498) 日記
        消費の反対が生産ですからね。人間が消費するなら生産になりますし、
        クローンは人工のものなので作製・製造するものです、それはわかってるんですが、

        (タレこみ読んで二世代目以降は生殖活動で生まれたと思っていたので)
        そのネズミたちも作製なのか?
        人間のクローンができることになってその子供たちはどうなるのだろう?
        などと考えていたら違和感を覚えたまでです。

        # 全部再クローンなんですね。
        --
        # yes, fly. no, fry.
        親コメント
        • by Anonymous Coward

          スペア臓器等々大切に保管されるんじゃないんでしょうか

          ってことにはならんよね

          オリジナルから見たら
          後天性一卵性双生児になるのかな
          100歳差の双子!続きはCMの後でとか

            人格は別なんだから
          健康上の問題がなければ
          りょうしんの問題なんじゃないかな

      • by Anonymous Coward
        make とか build と呼べという話じゃ?ないか・・・・
    • by Anonymous Coward

      生殖活動を行って勝手に増えてくれるならともかく、
      毎世代手間隙掛けないと作れないのだから、
      作製でいいんじゃない?

      # クローンだからオスかメスのどちらかしかいない

      • by flied onion (36971) on 2013年03月15日 23時13分 (#2344499) 日記
        二世代目以降は生殖活動だと思っていました。
        (クローンと、クローンでないネズミと)

        全部再クローンなんですね。
        # 出生率も最初 7%で改善して15%とか、だいぶ手間掛かってるんですね。
        --
        # yes, fly. no, fry.
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        クローンたちの中から自分自身のクローンを作り出せるものが現れる。
        遠い将来、それを「生殖活動」と呼ぶことになる。

    • by Anonymous Coward

      生産ってもともとは作物(畜産物)にしか使われなかったと思うんだけど。三国志の時代に矢を1000本作って、「矢を生産した!」とは言ってなかったでしょ。「作成」とか「製造」とかじゃないの。

      • by Anonymous Coward

        >三国志の時代に矢を1000本作って、「矢を生産した!」とは言ってなかったでしょ。

        日本語www
        中国に怒られるよww

      • by Anonymous Coward
        現代語では、畜産物に限らず工業製品でも生産と言いますよ。
        三国志時代の話を持ち出す意味がよくわかりません。
  • by Anonymous Coward on 2013年03月15日 7時41分 (#2343824)

    どうなった?
    なぜ、このタイミングでの発表なんだ?
    年度末だからか?

    • by Anonymous Coward

      >成果は7日付の米科学誌セル・ステム・セル電子版に発表した。

      投稿論文が今月発行の論文誌に掲載されたから。
      (掲載された号が発刊されるまでプレスリリースしないお約束が大抵の論文誌にはある)。
      掲載されるタイミングは年度末関係ない。

      http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2013/130308/index.html [riken.jp]
      >現在(2013年2月末)、再クローンマウスは26世代目となり、598匹が誕生しています。

      27世代目が生まれるかは今後の実験しだい。

    • by Anonymous Coward

      研究費を確保したくて現時点での研究成果を見せびらかすつもりだったんだろ。
      え、そんな研究に税金を使われるのは嫌だって?
      そもそも、税金払ってるんかい?

  • by Anonymous Coward on 2013年03月15日 7時44分 (#2343826)

    倫理的には問題であっても、いつか人間にも使われるのでは?なんて考えてしまう。

    # 優秀な人間の1000人ぐらいのクローンを作って異なる環境で育てた時、どれぐらいの違いが出るものか知りたいw

    • by Anonymous Coward on 2013年03月15日 12時18分 (#2344024)

      クローンでもないのに繁殖能力ないなんて

      親コメント
    • by firewheel (31280) on 2013年03月15日 12時46分 (#2344046)

      その場合は「優秀」の定義が難しいしなあ。食用なら肉質はある程度遺伝で決まるようだけど、
      頭脳や美貌、スポーツにおける身体能力とかだと後天的な影響もかなり大きい。そんなものの
      ために金をかけてクローンで量産するメリットがあるかは、はなはだ疑問だ。

      ある程度実用的(?)なものとして真っ先に思いつくのは、自分が長生きするための移植臓器の提供用。
      自分のクローンなら臓器移植での拒絶反応は一切なくて、安全製は保証されてるだろうから。

      もちろん倫理的に許されることはないだろうけど、自分が長生きするためなら
      「他人」をどれだけ犠牲にしても構わない外道くらいはいつの時代にもいるだろう。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      ねずみ算ならぬクローンマウス算

  • by Anonymous Coward on 2013年03月15日 9時14分 (#2343885)
    何代もクローン可という時点でテロメラーゼが元々活性化している特殊な固体だったのか、テロメラーゼが何らかの理由で活性化しているのかだと思います。
    活性化させる方法が見つかったのならば長老(or不老)も夢じゃないですね。
    #ヘイフリック限界を避ける方法が盛り込まれているならそっちを追求した方がスポンサーが喜ぶと思う。
    • ドリーで短くなった、というニュースはありましたが、核移植によるクローン作成では
      一般的にリプログラミング(細胞の状態リセット)の際、テロメアの長さは元に戻ることが
      知られています。これはマウスに限らずクローン動物一般における傾向です。
      したがって、このマウスが特殊ということはありません。
      著者はマウスクローンの世界的権威というか変態というか、とにかくクローン作成の
      超エキスパートなので、元となる個体を選ぶこともなかったと思いますし、その必要も
      なかったでしょう。

      著者のこれまでの研究でもクローンマウスにおけるテロメア長への影響は認められず、
      今回の研究でも調べていて(Fig.2A)、月齢が同じマウスと同程度のテロメア長になっています。
      今回の結果では、「一代ならともかく何代も繰り返したら問題が起きるのでは?例えばテロメアとか」
      という疑問に対して、たとえ26代繰り返しても目で見てわかるような問題は起きないと示したものです。

      --
      kaho
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2013年03月15日 9時41分 (#2343907)

      来るべき近未来。
      人類はがんを克服し、また寿命をも克服した。
      だが人類は未だ、死を克服するには至らない。
      現在の死亡原因トップは自殺となった。

      #市民、幸福は義務です。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        他の全てを克服したとしても、クローン(苦労)が絶えないのではね。

        # 若い時のクローン(苦労)って何代目までですか~?

        • by Anonymous Coward

          居候 三倍体杯目には そっと出し

        • by Anonymous Coward

          若いときのクローンは買ってでもせよってクローン時代には普通に言われてそうだ。。。。

      • by Anonymous Coward

        半永久寿命になっても 事故死で平均寿命は700年位までしか延びないと言う記事を読んだ事があります。
        (ソースは出て来ませんでした。 ごめんなさい。)
        主な死因が自殺ってのは、999の機械の身体の人達がそうでしたね。

        #半永久寿命になったら、宇宙の終わりを体験してみたいけど、それまで自我が保てる自信は無いです。

        • 小説の世界では百年法 [amazon.co.jp]ですね

          --
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        • by Anonymous Coward

          FSSのファティマだと、死因の大半が戦死だったな。
          老衰で死んだのは、いまのところ「ハルペル」ただ一人のみ。

          科学が進んでるので病死とかまずありえないし、(首から下を丸ごと再生とかも可能)
          身体能力も高いので、事故死とかもほとんど有り得ないレベル。
          そもそも「高価な戦闘兵器」なので、危険作業なんてさせるわけがない。

        • by Anonymous Coward

          エノクは、メトシェラが生まれた後、三百年
          神と共に歩み、息子や娘をもうけた。エノクは三百六十五年生きた。エノクは神と共に歩み、
          神が取られたのでいなくなった。(創世記5:18-24)

  • by Anonymous Coward on 2013年03月15日 10時42分 (#2343955)

    そうか、キーボードじゃないんだ

    • by Anonymous Coward

      unixの「cron」について、

      僕「なんで『くーろん』ていうんだろ? 『くろん』じゃないのか」

      同僚「『くろーん』?」

      話をちゃんと聞け。

      # クーロンって、電気量単位でしたっけ

  • by Anonymous Coward on 2013年03月15日 12時12分 (#2344021)

    絶滅危惧種の保全になるのか?
    遺伝子多様性ゼロの状況で?

    • by SAN0 (45971) on 2013年03月15日 14時36分 (#2344134)

      普通に繁殖させるのと比べてメリットがあれば、クローンも手段の一つってことじゃないでしょうか。
      若いメスはいるのにオスが高齢で繁殖できないとかの、前の日本産トキみたいな状況でなら役にたつかと。
      もっと言えば、オスが全滅してもメスだけいれば辛うじて保存はできるとか。

      #残り数羽という貴重な動物でクローンを作るのは、万一の事故を考えると実際は難しいと思いますが。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      野生動物じゃないんだし、家畜とか農作物なんてそんなもんじゃね?
      それこそサラブレッド的な。

      完全な野生動物や原生林なら多様性がないと脆いかもしれないけど、
      絶滅危惧種については保護を優先し、多様性については後回しという考え方も
      ありだと思う。

      • by Anonymous Coward

        肉質のよい牛

        喰う気満々じゃないか

      • by Anonymous Coward

        動物園とかにいる個体数の維持とか研究目的だけのために最低限のクローンを行っていくだけなら、生物多様性にもプラスになるかもしれないが、人類は往々にしてやりすぎてマイナスにしてしまうのだよな。
        #気が付いたら確認されている個体の遺伝子はほぼ1種であったとか、そのうちやっちゃいそうだよ。

        • by allan (45474) on 2013年03月15日 15時13分 (#2344162)
          動物園の希少動物は、ワシントン条約の批准以降、近親交配を避けるために
          日本ではかなり昔から血統管理されていますし、国際的にも同様です。

          生物多様性というのの考え方の違いだと思いますけど、野生の状態を残せないのであれば
          プラスにならないのではないでしょうか?

          クローンで残すことはワクチンとか医療目的に使うとか、将来、直接的に人間の役に立つということを除けば
          あまり意味がないような気がします。
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            他のコメントにあるけれど、高齢とか病気とかで死期の近い個体の後継としてとか、自然繁殖相手とかはどうでしょう?
            動物園の飼育目的の一つでもあると思いますが、個体数が増えれば生態観察とかを通し、実際の保護にフィードバック出来る可能性もあるのではないですか?
            言われているように、きちんと血統管理されている中で計画的に行えば、有用なこともあると思います。
            #しかし、それでもやっちゃったり暴走しちゃったりするのが人類だったりするのですが。

            • by allan (45474) on 2013年03月18日 23時54分 (#2345913)
              うーん
              前の人の”動物園とかにいる個体数の維持とか研究目的だけのために最低限のクローン”というのに
              対しての書き込みだったので。
              その状態ではすでに野生の生息環境は破壊されている場合が多いのでプラスにならないと

              確かに飼育下での研究によって野生状態の保護に役立てたり、トキのように飼育下で繁殖したものを
              野生に戻すのに役立てたりはできると思います。
              親コメント
    • by Anonymous Coward

      薬の効き目や生息環境の限界なんかをクローンで確認できる。
      つまりクローン動物実験。人間にも使えるね。

    • by Anonymous Coward

      緊急避難的な意味では有用でしょう。
      遺伝子多様性は欲しくても、生き残っているのが一匹やニ匹なら仕方ありません。
      何匹か生き残っているのに、その中の一匹だけクローンで500匹に増やすというのは
      だめでしょうけど。

    • by Anonymous Coward

      食用クジラ作りまくれば変な宗教入った人達も文句のつけようがなくなるな。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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