ヒッグス粒子は単体ではなく複合の粒子である可能性 39
ストーリー by reo
テーレッテレー 部門より
テーレッテレー 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
これまで、ヒッグス粒子は物質の最小単位である「素粒子」とされてきたが、名古屋大素粒子宇宙起源研究機構を中心とするグループによると、ヒッグス粒子は複数の未知の粒子が結合した「複合粒子」で構成されている可能性があるらしい (毎日 jp の記事より) 。
この仮説が正しければヒッグス粒子は素粒子ではなくなるという。グループは、ヒッグス粒子が「複合粒子」という仮説を立て、未知の粒子が 2 種類が存在するとの前提でスーパーコンピューターで計算した結果、質量などがヒッグスの性質に近い粒子を組み立てることに成功したという。
研究チームの山脇特任教授は「かつては原子が最小単位だと考えられていたが、もっとも小さな電子や陽子、さらに素粒子が発見されたのと同じように、未知の世界につながるかもしれない」としている。
去年 7 月にアルゴンヌ国立研究所の研究者らが同様の発表をしていたが (/.J 記事)、それを支持する結果ということかしらん。
質量を与えるという機能は (スコア:2)
どう分解されるのでしょうか?
例えば、複数の粒子のうちの1つだけがその機能を持つ、とか?
それとも、質量を与えるという機能そのものが、実は、さらに分解できるのか?
Re:質量を与えるという機能は (スコア:5, おもしろおかしい)
片方が k を与え、もう片方が g を与えます。これが質量 kg を獲得する機構です。
Re:質量を与えるという機能は (スコア:2, おもしろおかしい)
まさか、重力質量と慣性質量を別々に取り出せたりするようになったり…
Re: (スコア:0)
竹は縦に割ることもできるが、節の真上でも横に割る(切る)ことが出来るという喩えを使ったことがあるが、あまりわかってもらえなかった。
Re: (スコア:0)
かぐや姫?
Re: (スコア:0)
節と節の間を切ってしまって大惨事。
Re: (スコア:0)
竹は節の真上でなくても横に切ることができますが、やはり喩えが悪いんじゃないでしょうか
Re: (スコア:0)
喩えじゃない。
竹の話をしているんだ。
Re: (スコア:0)
質より量の粒子と、量より質の粒子に分解されます。
Re: (スコア:0)
ツンとデレが合わさることでツンデレという別の萌え要素が発生する的な。
素人の予言 (スコア:2)
物理は不得意だけど、結構好きという素人が予言しよう。
ヒッグスが重力場を与えるというなら、きっと時間場を与える粒子もあるに違いない。
理論構築は専門の方にお任せします。
Re: (スコア:0)
重力場は重力子が伝えるみたいですよ。見つかってませんけど。
時間からエネルギー取り出せたら、パラダイムシフトが起きるでしょうね!
Re: (スコア:0)
時間が複合現象の近似であり、下位構造があるのではないか、という考え方も、あるにはある。
空想科学の域を出ないけども。
Re: (スコア:0)
動きずらさを作り出す粒子があるんだから、時間抜きでも速度を定義できたりして。
ヒッグス粒子そのものは1種類らしい (スコア:1)
ATLAS検出器だとモードによって観測されたヒッグス粒子の質量が異なるんだけど、
それでも9割以上の確率でヒッグス粒子は1種類って言ってた。
ここ [web.cern.ch]の Figure 4とか。
でも、「複合粒子」だと励起状態がある可能性があるのかな。
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t-nissie
Re:ヒッグス粒子そのものは1種類らしい (スコア:2)
最小単位は1つの粒子のみで
励起状態か否かのみで全てを表せる。
実はこの世は人知を超える存在が作ったコンピュータ上の世界でした。
Re: (スコア:0)
完全統一場の振動数を唯一粒子の励起割合と換算すればその世界観は成立する、でしょうか
Re: (スコア:0)
無と有の二元までもちこめれば...というかそこに至るまで探求は続くんでしょうねえ。
Re: (スコア:0)
お休み中のモードがあるって解釈?
Re:ヒッグス粒子そのものは1種類らしい (スコア:1)
モードっていうのは崩壊過程のことです。
ここ [scientificamerican.com]に解説記事をみつけました。
love && peace && free_software
t-nissie
のちの (スコア:1)
ウェッジ粒子誕生の瞬間である
クォークの組合せ (スコア:0)
素粒子もクォークの組合せで説明できるんじゃなかったっけ?
ヒッグス粒子をさらに細かい素粒子に分解したところで、クォークの説明に破たんをもたらさなければ
大きな書き換えというより書き足しになりそうに思えるけど。
おしえて、エロい人。
Re:クォークの組合せ (スコア:2)
素粒子はフェルミオンとボソンからなり,フェルミオンはさらに
6種類のクォークと6種類のレプトンに分類されます.
原子はクォークの複合粒子である陽子,中性子とレプトンである電子から
なっています.
詳しくはこちら→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A0%E7%B2%92%E5%AD%90
Re:クォークの組合せ (スコア:2, 参考になる)
一応弁護しておきますと……
クォーク発見前は電子同様に陽子や中性子なども素粒子と記述していたのをいまさら禁書にはできないので一応意味として残っています。
が、ややこしいので(少なくとも現代物理では)クォークとレプトンを指すと考えた方がよいです。
まぁ、それを言い出すともともとは地水火風だったわけで……
ヒッグス粒子は正体不明で現在の素粒子論からも特別扱いのはずなので、複合の内容によってはむしろ補強する可能性もあるかもしれません。
# と、物理屋としては脱落した人間が書いてみる
Re: (スコア:0)
すぐそばに書いていただいているのにボソんが抜け落ちている……
#脱落するわけだ
しかも余計な事書いてPCから書き込めず
Re: (スコア:0)
全然違った。
ヒッグス粒子って、力を媒介する側の粒子なのね。
こりゃ面白そう。
Re:クォークの組合せ (スコア:1)
物質に質量を与える粒子なのでは?
クーパー対 (スコア:0)
ヒッグス粒子は、ボーズ粒子でスピン0、さらに複合粒子となると
クーパー対を連想するんですが、
仮にその類推が正しいとするとどういうことがいえますかね?
どういう力が結びつけているか? フォノン的な力?
「ヒッグス粒子」のスピン1や励起状態はどんな質量やどんな性質を持ちうるか?
Re:クーパー対 (スコア:2)
そもそも質量を与えるヒッグス機構が超伝導のBCS機構をヒントにしたモノだから、ヒッグス粒子が何らかのクーパー対もどきであっても問題ないでしょう。
というより、ヒッグス粒子の複合粒子モデルって昔から聞いてたような。
the.ACount
Re: (スコア:0)
>というより、ヒッグス粒子の複合粒子モデルって昔から聞いてたような。
昨夜、日経サイエンスのバックナンバーを読んでたんですが、ちょうど複合粒子仮説の話題がありました。
#我が理解力では「なるほどわからん」という域を出ないわけですが。
歴史は繰り返す (スコア:0)
W粒子/Z粒子の予想→W/Zボソンの発見→ヒッグス機構によるW/Zボソン質量の説明からヒッグス粒子予想
→ヒッグス粒子の発見→ヒッグス粒子の質量説明から未知の粒子予想←今ここ
Re:歴史は繰り返す (スコア:1)
とある理論物理学者が「素粒子の世界は曼荼羅のようだ」と言っている、という文章を見たことがあるのですが、まさしくそうなっていくのでしょうか。
それはそれで美しい世界。
Re:歴史は繰り返す (スコア:1)
クォークモデル [wikipedia.org]というのは、ここの右上の図のように、
いろいろな粒子が8種類(中心2種類 周囲6種類)のバリエーションを
持つことを説明するために生まれました。
(冗談交じりで八道説と言われた)
2^3=8ですから、初期のクォークモデルのクォークは3種類でした。
Re: (スコア:0)
アシモフは、フラクタルだと言っていましたね。
Re: (スコア:0)
マトリョウシカになる?
Re: (スコア:0)
増えすぎて素粒子動物園(particle zoo)と表現する人も居ます
Re: (スコア:0)
何で質量の元とされるヒッグス粒子自体に質量があるの? その質量はどこから来たの? と考えるとむしろ自明なような。
テクニカラー再び? (スコア:0)
このニュースの元になった論文は
http://xxx.yukawa.kyoto-u.ac.jp/abs/1302.4577 [kyoto-u.ac.jp]
っぽいけど、最近、復活したの? abstruct を見ると Walking Technicolor と言ってるけど。
むしろ (スコア:0)
何故これで最後だと思った?