太陽系の端で新たな準惑星が発見される 12
ストーリー by hylom
また一つ増えた 部門より
また一つ増えた 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
太陽系の最も外側の部分で新たな小惑星サイズの天体が発見された。ハワイのジェミニ天文台などの研究チームが発表したもので、論文はnature誌に掲載されている(CNN、47News)。
この天体は「2012VP113」と呼ばれ、直径約450キロ。太陽からの距離は約120億キロで、準惑星に「格下げ」された冥王星の軌道よりも2倍も遠くにあるという。これは地球と太陽の間の距離(約1億5000万キロ)の83倍に相当する。カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン教授は、「今後数年は、太陽系のこの地帯で新たな発見が相次ぐだろう」としている。
2012VP113の正式名称は未定。ただ、VPの部分が副大統領(vice president)を連想させることから、研究者の間では非公式に「バイデン」と呼ばれているそうだ。
スーパーなコンピュータでスーパーな計算するイメージ (スコア:1)
勝手にイメージしてしまう現代の天文学の力をもってしても
太陽系の惑星候補たちがいまだにちょこちょこ見つかるってのは
これぐらいに太陽から遠くて小さいと
他の太陽系の惑星への摂動の力ってすごく弱くて
見つかりにくいからなんでしょうか?
Re: (スコア:0)
冥王星の83倍も遠いところにある月よりも小さい天体の接道なんて現在の技術でも検出不可能。そもそも冥王星すら海王星の摂動で存在が予測されたものの、実際に発見できたのは単なる偶然だった(海王星に摂動を与えるにはもっとはるかに重くなければならなかった)。その後海王星の軌道のズレは別の理由で説明されて、すぐに見つかる範囲にどうやら新しい惑星はもうないことが明らかになった。
ボイジャー1号が太陽系脱出した時の距離は約180億km (スコア:1)
ボイジャー1号が太陽系脱出した時の距離は121AU=約180億kmで、
これは太陽風と星間物質の境界面ヘリオポーズ [wikipedia.org]が基準らしいですが、
この準惑星がある約120億キロだとまだ太陽風が検知できるんだなと感心したり、
ボイジャー1号の180億kmより外に準惑星があったりしたら面白いよな、とか
あったらあったで星間物質の影響ですぐに軌道が外れちゃうのかなとか色々想像してみる。
そんな遠い軌道なのにバイデンとか大丈夫? (スコア:1)
ソーラーパネルを置いてもあまり発電しないだろうし、そもそもそんな場所の電気は誰が買ってくれるんだ?
# それは売電
Re:そんな遠い軌道なのにバイデンとか大丈夫? (スコア:1)
知っているのかバイデン?!
もう準惑星では驚かなくなってきた (スコア:0)
Wikipediaさん曰く [wikipedia.org]、EKBO付近に地球サイズの天体があるのでは?いやいやオールトの雲にこそ木星クラスかもしかしたら褐色矮星サイズの天体があるかも?とのことなので、そろそろそういうのに期待したい。
惑星X Re:もう準惑星では驚かなくなってきた (スコア:1)
原論文でどう触れてるか読めていないのでナニですが、このへんどうなんでしょうね
http://www.nature.com/nature/journal/v507/n7493/fig_tab/nature13156_SF3.html [nature.com]
大きいのは近くになさそうですが…
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?release=2014-075 [nasa.gov]
うああああ! (スコア:0)
ますます冥王星の立場が!
もうやめてあげて。
鶏口牛後 (スコア:2)
むしろますます「冥王星型天体の筆頭」としての地位を固めているように思うのですが。
Re: (スコア:0)
まさしく冥界の王ですな。
Re: (スコア:0)
冥王星よりデカイのが見つかってしまうと、立場が…。
Re: (スコア:0)
もう見つかってますが(エリス)。そもそもエリスが冥王星より大きかったことが降格騒動の直接のきっかけになったわけで。