eggy 曰く、 ワシントン大学 と国連による研究報告書によれば、世界人口は増え続け、2100年までに110億人に達するであろうとのこと。90億人とされていた前回の推計より20億人も多いことになる (Slashdot)。今回の推計では、より正確な数字を得るためにベイズ統計学が初めて用いられたとのこと。アフリカにおける人口増加が最も高くなることを予想しており、今世紀末には、現在の10億人から4倍の40億人に推移するだろうとのこと。80%の確率で35億人~51億人に到達するとしている。
エネルギーと食料次第 (スコア:5, すばらしい洞察)
だと思うけど最大の要因は「水」だと思う
この先は水を巡って争いなんかが起こると思う
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:2, 興味深い)
以前なら同意したかも。しかし、エネルギーがあれば海水から真水が作り出せることに気がついたので、エネルギーが最大の問題になるかと思います。
エネルギーさえあれば、人類を他の天体に送ることも安易になるだろうから、空間の不足問題も少なくとも遅くなる。
エネルギーの問題さえなければ、金をシンクロトンで作ることも出来る。
衣食住の全てが、エネルギー問題さえ解決すれば、問題の度合いが低くなる。
人類の精神が技術の発展についていけないことだろう。
# 最大の要因となりそうなのは、あえていえば、宗教問題か(精神と肉体の関係の)心身問題であろう。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:1)
エネルギーがあれば水ができるというのは、そのとおりですね。
金は言い過ぎだと思うけど(原理的にはそうだけど)。
宗教は、大きな問題の一つだけど、人々をまとめあげて、ある目的へと人々を駆り立てる物語でさえあれば、
それは宗教であろうが民族であろうが国家であろうがイデオロギーであろうが、同じようなものだと思います。
人々をまとめあげて大きな勢力を作りたいと思ったとき、そこにたまたま宗教があったからそれを利用した、ということ。
基本的に人は死んだり痛い目に遭ったり財産や家族を失ったりするのはいやなので、人を戦いに駆り立てるには、
命以上に大切なものをでっちあげることが必要。それがたまたま、宗教だったというだけの話。
Re: (スコア:0)
エネルギーうんぬんを書いたACですが、最終的には、幸福感というか、満たされる感覚というか、生きる意味(もしくは、死ぬ意味)というか、存在意義というか、生きた証をというか、個人の価値観に基づいた、○○な意味が大事なんでしょうね。
# 衣食足りて...というけれど、人間の欲望には限界が無いですからね。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:1, フレームのもと)
やはり早いとこ核融合を実用化しないとな
海水から淡水を作るとして (スコア:1)
エネルギーを太陽光発電なり、核融合で無尽蔵にまかなえるようになったとする。
増え続ける淡水需要に応じて、海水を淡水化していくと、海の体積が減って新たな環境問題が起きてきたりして。
たとえば塩分濃度が濃くなり過ぎるとか、陸地が増えて地球のエネルギー収支が変化して気候変動が起きるとか・・・。
/*
エネルギー供給問題が解決すれば、地球上の廃熱処理が問題になると思うな。
*/
Re: (スコア:0)
塩も回収すれば良いんじゃないでしょうか。
海が減るほどの淡水をどこに溜め込むんでしょう? 溜め池にするなら、その分だけ陸地は減ってますね。
保熱効果のあるガスが増えなければ潜熱は増えず、放射熱が増えるだけだと思います。
Re: (スコア:0)
使い終わった水はどうするという想定なんですか?
Re:海水から淡水を作るとして (スコア:1)
淡水需要の伸びで、農業や飲料水需要の増加は大きな要因なんだけど、植物や動物、人間が製造した工業製品に取り込まれた水って、簡単に海に戻るの?
今から50億人人口が増加したとして、どの程度、水が地上にため込まれるかわからないけど、地球上の水は一定なので、どこかに滞留すれば海の水は減るでしょう(海水位が目に見えて下がるほど減るかどうかはわからないけど)。
Re:海水から淡水を作るとして (スコア:4, 参考になる)
> 植物や動物、人間が製造した工業製品に取り込まれた水って、簡単に海に戻るの?
地上の植物や動物、人間が製造した工業製品に含まれうる水の量がどれくらいか、考えてみましょう。
正確な計算は面倒なので、大きく見積もった上限を考えましょう。
地球の陸地がすべて、植物・動物・工業製品で覆われたとしましょう。
実際にはそんなにたくさんの植物・動物・工業製品はありませんが、あくまで、大きく見積もった上限です。
また、その量は、地球の表面を平均10m (0.01km) くらいの厚さで覆う量だとしましょう。
これもまた、とんでもなく大きな見積もりですが、これより小さいことは確実、という値です。
そして、これら植物・動物・工業製品を構成する物質は、100%水だとしましょう。
これもまた、ありえませんが、これより小さいことは確実です。
そうすると、地球の陸地面積は1.5e8 km2ですから、植物や動物・工業製品に含まれる水は、
1.5e8 × 0.01 × 1 = 1.5e6 km3
です。
一方、海水の全体積はおよそ1.3e9 km3 ですから、植物・動物・工業製品に含まれうる水の上限は、
海水の約0.1%ということになります。
これでも、地球上の全陸地を高さ(あるいは深さ)10mで埋め尽くすだけの工業製品や動植物、
というありえない設定を想定したときの値です。実際にはもっと(これより何桁も)少ないはずです。
Re: (スコア:0)
人類が生息している地域より
遥かに広いですね。
そのうえ深さは山よりよほど深いため
海水の体積は、人類が倍になっても
かなわないほど大量と
考えます。
Re: (スコア:0)
日本のような島国ならそれでOKでしょうが、海に面していない国もあるわけで・・・
Re: (スコア:0)
日本ほど水の不足している国はそれほど多くない。
Re: (スコア:0)
確かに数十国程度でしょうからそれほど多くない [mlit.go.jp]かも。
Re: (スコア:0)
> エネルギーさえあれば、人類を他の天体に送ることも安易になるだろうから、
それは「永久機関があれば」と言ってるのとほとんど変わらないくらい量の問題を無視している。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:1)
一応、前提となる知識としては、宇宙文明の「文明の三段階進化説」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%96%87%E6%98%8E [wikipedia.org] の基準を想定しています。
某氏が、メモリは640K(1,000)Bで十分といったらしいが、今はG(1,000,000,000)Bの時代です。
#エネルギーとは、そう単純に比較できないが、そのレベルの話です。
Re: (スコア:0)
>エネルギーがあれば海水から真水が作り出せる
そこにも水が必要です。
工場プラントの運営には水が大量に必要なので
全然無いところでは「作り出」すためのプラントが運営できません。
大量の石油があって海にも面してる中東の国々は出来てるけど、アフリカじゃ無理だな。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:1)
>>エネルギーがあれば海水から真水が作り出せる
>そこにも水が必要です。
今の淡水化装置って逆浸透膜にギューッとやるだけだから、太陽電池とかでも稼働できるのでは?
「海水から」って書いてあるのだから、内陸国はそもそも言及されていないでしょう。
あと、アフリカでも海水が豊富な国はありますよ。モーリシャスとか。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:1)
そう思って調べてみたら、アフリカに日本の支援で海水淡水化装置と上水道をつくる計画ありますね。
http://www.jica.go.jp/press/2013/20131224_01.html [jica.go.jp]
Re: (スコア:0)
石油やら天然ガスを燃やすと、水+CO2 になります。砂漠でもOK。(おいおい)
Re: (スコア:0)
全国の数パーセントの森林が密かに中国に買い占められていると以前報道番組で見た。
水資源も根こそぎ持ってかれそう。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:1)
全国の数パーセントの森林が密かに中国に買い占められていると以前報道番組で見た。
水資源も根こそぎ持ってかれそう。
その話(陰謀論?)、よく聞くんだけど、水利権と取水量の許可 [mlit.go.jp]には別に水源地の森林の所有面積とは関係ないよね?
仮に中国人が森林を買い占めているのだとしても、水資源という目的に合致しないんだけど。
ニューリッチな中国人が原野商法的な何かに騙されている構図のような気がしないでもないんだが、詳しい人いない?
Re: (スコア:0)
> ニューリッチな中国人が原野商法的な何かに騙されている構図のような気がしないでもないんだが
頭の悪い支那畜っぽいったらぽいなw
Re: (スコア:0)
中国人がそんな法律気にしないでしょう。
現に中国のある水源では、今まで下流にも流れていた物を、「水資源は上流のもの!」下流に流しません!
とかで、下流の農村が壊滅したみたいな事件もあることですし。
そのうち、水源全部押さえられてしまい、
水欲しいなら金払え状態になるかもよ。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:1)
霞が関を毎日通ってるけど、あの重要施設が集中している区域の一角を反原発を掲げる団体が不法占拠してテントを設置して居座ってもう3年以上ですよ。
警察どうなってるの、日本政府どうなってるのって思いますね。。。
あんなことがあそこでまかり通っている限り、中国人の暴挙に毅然として対応できるものは怪しいもんだと思いますよ。
Re: (スコア:0)
日本が資源国になるのか(うっとり)。
Re:エネルギーと食料次第 (スコア:2, 興味深い)
あまり意識してる人が少ないけれど
そもそも水は元からかなり重要な資源です。
人の日常生活のみならず、工場プラントの運営にも大量の水が必要なので
水が確保できないエリアでは実質的には運営出来ません。
日本が工業立国できたのも、地下水という資源をふんだんに利用できた要因が非常に大きいのです。
Re: (スコア:0)
日本はイメージほど水が多い国ではないというのは有名な話だと思っていたのですが…
人口あたりの降水量でいったらたいしたことないとか、高低差が急なのでどんどん流れていくとか。
急がば廻れ (スコア:3, 興味深い)
アフリカの人口爆発の原因は古い因習だと言われている。
日本の明治時代と一緒で、とにかく女性は産めよ増やせよで子供を生む機械扱いされてる。
女性の人権がまるで認められていない。
資源の問題もあるけど、結局人権問題。
当たり前だが女性の生涯出産数の平均が2になれば人口は増えない。
ところがアフリカの田舎だと十代から子供を産み始め、閉経近くまで生み続けるものだからとんでもないことになる。
対策として考えられるのは、アフリカの田舎に工場を作り女性を労働力として雇用することだ。
女性が働き手として重視されるようになると女性が出産育児に時間をとられることは経済的に苦しくなることを意味する。
これを実現させるにはまず農村の教育水準を上げ、特に女子教育に力を入れる必要がある。
アフリカの女の子が水汲みではなく、学校に通うようになれば世界が変わる。
Re:急がば廻れ (スコア:1)
大変わかりやすいです。
でも、現実問題としては、男尊女卑だけの問題ではないかと思います。
以前ならいくら子供を産んでも、生き残る可能性があったのは、2から3人でしたが、医療により生存率が高くなっている(ワクチン、抗生物質、手術など。また、国際機関やNGOなどの手が差し伸べられるようになった)。
その他に新しい食べ物が、アフリカに導入された。例:(新大陸原産の)ジャガイモ、トウモロコシ、キャッサバや(アジア原産の)米などの導入による緑の革命。また、流通が発達したことにより、食糧不足で死ぬ人が減少した。
これらの複合的な結果としての人口増加が考えられる。
対処方法としては、女性への教育というのは、完全に同意です。
でも、代償として(女性を男性に隷属させる習慣を含めた)文化破壊や(キリスト教を押し付けることによる)宗教対立を引き起こして、女性を追い込んでいるのが現状です。このままでいいというのではなく、彼女たちが自ら選択して、自らの自由を求めて立ち上がることを願います。
今こそ日本の力を! (スコア:2)
moeで生殖能力を大幅減退
食糧生産の伸びは? (スコア:1)
人口は食料生産の裏づけ無しには増えないんで、人口の統計だけで将来はこうなるといっても信頼性なんてない。
食糧生産の伸びがこうだから将来はこれだけの人口を支えられるって切り口ならまだ信頼できる。
粗食なら... (スコア:3, 興味深い)
近代化(工業革命前)以前の粗食なら、意外と食料が少なくても人口は維持出来るものです。(代わりに体格が小さくなるが)
只、現在は、食料素材が全部加工用に回されてしまい、加工食以外は入手出来ません。
尤も、食料原料をそのまま輸送するのは、容積・重量効率が悪いので、現状は意外と最善手段に近かったりもします。
地産地消は、食材が得られる(農業が行える)地域でしか成立しません。
食糧問題は農業の背景が無い地域で人口が増加している事が上げられるでしょう。
世界規模で、粗食が「当然」になれば、食糧問題は改善するかもしれません。(多分、実現不能だろうけど)
-- Buy It When You Found It --
Re:粗食なら... (スコア:1)
生物はその環境で生きられるよりも多くの個体を生みます。
これにより生活圏を拡大していくのです。
裏を返せば、生活圏を拡大できなければ余剰の個体は死ぬしかないのです。
食料が個体上限を決める要素になっている場合、食料が増えると個体が増えます。
しかし生きられるぴったりで止まりません。余剰の個体が生まれます。
食糧問題は突き詰めれば人口抑制に行き当たります。
いくら増産が成っても、今まで食べなかった昆虫を食べるようになっても、
人口が増え続ける限り食糧問題に終わりはありません。
Re:食糧生産の伸びは? (スコア:2)
減産なら余裕でありそうなんだが。
Re:食糧生産の伸びは? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
目処はありませんが、太平洋のど真ん中の水が綺麗すぎて浅瀬作ったって珊瑚すら育成しないような所に人工島作って農業や漁業や牧畜業やるとか
土地なら無理やり作り出せなくはないレベルで存在はしてなくもないです。
Re: (スコア:0, 既出)
100年後に人類がそんな経済力や技術力を維持しているか大変疑わしい。
食料が足りなくて大規模な戦争が起きて人口が激減してるか滅亡してるって予測のほうがはるかにありそうだよ。
Re: (スコア:0)
本当に食料が足りなくなれば、大規模な戦争はおのずと継続不能になるでしょう。
人口が減るとしても戦争が原因ではないんじゃないかな。
どっちかと言うと、食料を生産できる環境が減って、人口が激減した後に戦争が起きると思う。
Re:食糧生産の伸びは? (スコア:1)
>本当に食料が足りなくなれば、大規模な戦争はおのずと継続不能になるでしょう。
それは人間(集団としての)の理性に期待しすぎのような。
単純化して、A国とB国で、生産量が減少しつつある食料(あるいは穀倉地帯)を分け合うような事態として
以下のようなチャートを考える。
AB | Ab
----------
aB | ab
選択肢ab : A国、B国ともに少なくなる食料を分け合う。人口衰退はA国・B国ともに同じ率で穏やかに進む。
選択肢Ab(もしくはaB) : A国(またはB国)が先制攻撃をして食料を奪う。先制攻撃により圧倒的な勝利。
人口衰退は負けたb国(またはa国)のみ。
選択肢AB : A国・B国が同時に攻撃。多大な人的被害と物的損耗。
戦後、両国ともに生産能力を失い、激しい人口減少。
こんなチャートになっているときに、集団A,Bそれぞれの人間たちが平和共存選択肢abを理性的に選ぶだろう、というほど
私は楽観的にはなれない。こんな場合には、攻撃による勝利を狙う(A国がAbを狙う、もしくはB国がaBを狙う)ことにより、
結果として最悪のABになると思う。
Re:食糧生産の伸びは? (スコア:2)
その場合、まず休耕田の活用や化学肥料による増産を極限まで高める方向に行き、
採算が取れるため高層建築を利用した農業や養殖(人工照明を利用して農地を階層化する)に行きます。
これらはエネルギーや一定の資源、技術開発があればある程度解決はつくので、このまま人口は増え続けると思います。
戦争よりは、商取引による開発や破壊が進むと考えています。
なので問題があるとすれば食料そのものより、人間が環境に与える負荷のほうであり、それは既に問題になりつつありますね。
で、いずれ人間は宇宙に進出せざるを得なくなり、その結果としての戦争が生じるかと。(それってガンダム?)
Re: (スコア:0)
宇宙進出技術が確立するまで地球環境が持つかなあ?
Re: (スコア:0)
よく知られている人口予測では、人口は100億程度で頭打ちになりますが、それは食料生産が原因じゃなかったっけ?
2100年の値 (スコア:0)
「2100年に110億人」という値は、単純にセンセーショナルだから取り上げてるだけで、現実的には無意味な値だよね。
「2025年に80億人」とかは信頼度が高いけど。
半世紀後の技術予測とかも出来ないのが現実。
Re:2100年の値 (スコア:1)
人口の推移とか平均身長の推移とか「月並みの国」に属する線形に推移する物の予測は比較的容易なんですよ
ところが線形に推移せず何かのきっかけで爆発的に増減する「果ての国」に属するもの
(作家の売れ行き予測とか技術予測とか)になると予測なんてほぼ不可能です
Re:2100年の値 (スコア:1)
国連人口基金東京事務所|資料・統計 [unfpa.or.jp]
もっと多くなると思った方がいい
Re: (スコア:0)
技術の進展は、予測できなくてあたりまえのような気がします。
ただし、最初の原理発見や発明から実用化までは時間差があるので、その時間差の範囲なら、ある程度は予測できますが。
Re: (スコア:0)
予測の信頼度が低いのは確かなのだが、2100年の世界には
自分と直接出会った人も数多く生きているはずなので
予測それ自体は人々の興味を引くものだろう。
今年生まれた赤ちゃんが2100年に86歳。自分は死んでいると思うけど、
子や孫は生きているという人は結構いる。
これから、2100年まで生きている予定の人はどんどん増えていって
我々は彼らと共に同じ世界を死ぬまで過ごす事になる。
インフェルノ (スコア:0)
人工的なウィルスは別にして、
今のエボラの流行とか見てると、
言及してた自然の人減らしかなとか思う。
Re: (スコア:0)
短期間で発症して、折角の感染者を殺してしまう
現状のエボラウィルスでは、役者不足も甚だしいですね。
健康な成人は感染しても発症しない程度まで弱毒化しないと
人類社会に自らを広く行き渡らせるには至らず、
今まで通り、西アフリカの風土病止まりではないかと。