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テレビ

御嶽山レポートで使われる「硫黄臭」という言葉に東大教授がツッコミ 147

ストーリー by hylom
「硫化水素臭」で良いのではないだろうか 部門より
masakun 曰く、

今も噴火が続く御嶽山からの報道が相次いでいるが、報道陣が使う「硫黄の臭い」「硫黄臭」という言葉に、東大教授が「硫黄は無臭だ」とツッコミツイートをしたことが話題になっている(J-CAST ニュース)。

記事によると、2014年9月28日放送「真相報道 バンキシャ!」の番組冒頭、山頂から5キロ先を飛行中のヘリから濱田隼平アナウンサーが「辺りは暗くなってきました。機内に硫黄のような臭いが立ち込めています」と現場をレポートしていたが、これを聞いた東京大学の鍵裕之教授が

バンキシャの冒頭、御嶽山からのアナウンサーのレポートは「硫黄のような臭い」で始まったが、硫黄は無臭だ。

と即座にツイートした。

日本テレビに限らずあちこちのメディアに登場する「硫黄臭」の正体は「腐った卵の臭い」と学校で教えられる硫化水素のことだが、この独特の臭いについても教授は「ゆで卵の臭いとすべき」とも考えておられるそうだ。しかし山頂付近に立ち込める有毒ガスのひとつの硫化水素が「ゆで卵臭」だと教えられると、昨今の風潮として「ゆで卵の臭いは有毒」と短絡する人が続出しそうである。そのため硫黄の名誉は傷つくが、すでに市民権を得ている「硫黄臭」という言葉を容認するのは致し方ないのかもしれない。

ちなみにシルバーアクセサリーが黄ばんで黒ずむのは、たいていの場合空気中の硫化水素と反応して硫化銀となるからで、放射性物質同様硫化水素もありふれた存在である。

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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