Nature、主要論文誌に掲載された論文を研究機関別・国別に見られるデータベースを提供へ 11
ストーリー by hylom
新たな指標になるか 部門より
新たな指標になるか 部門より
otterb 曰く、
2014年11月13日付けのNature誌によると、Natureが、主要な論文誌に掲載された論文を研究機関別・国別に見られるデータベース「Nature Index」を提供開始するそうです。
国や所属機関で検索してみると楽しいですが、ランキングで上位になっているChinese Academy of Sciencesってなんだろうと思ったらMax Planck Societyみたいにいろんな姉妹組織をまとめた機関のようで、でかいほど有利なランキングの模様。ハーバード大はそれでも単体で上位に食い込むのがすごい。東大も10位と健闘。国別ではアメリカが断トツで、ドイツ、中国と続いて、日本は6位と頑張っている。
ぜひプリンシパルインベスティゲーターの数で割って平均にしてほしいなぁ。これでは大きな国・組織が断然有利だ。
日本は6位と頑張っている? (スコア:2)
人口がおよそ半分のイギリス、フランスより論文の絶対数が少ないし、論文数/人口だったらイタリア、スペインなどより下。台湾とほぼ同じくらい?中の人は頑張ってはいると思うけど、健闘してるとは言えないんじゃないかな
Re:日本は6位と頑張っている? (スコア:1)
論文数/研究者数 で見ると,日本の順位はさらに下がるとおもいます.
Re:日本は6位と頑張っている? (スコア:1)
よく分かります。
"大学等"+"公的機関"に所属する(フルタイム換算の)研究者の数だけ比べると、
日本 156,600 (2013年)
アメリカ 統計値無し
ドイツ 151,700 (2012年)
フランス 97,978 (2011年)
イギリス 158,117 (2012年)
中国 531,633 (2012年)
韓国 62,047 (2011年)
(NISTEP 科学技術指標2014 統計集 PDFファイル 71ページの数値から)
となっています。ただし日本の場合、大学に所属する医局員と博士課程大学院生を
カウントしていて、他の国に比べてやや多めに数える基準になっています。
なお同資料によると日本では、``企業等''に481,425人も研究者がいることになっていて、
これがために、統計上、日本の全体の研究者数が非常に多いことになっています。
日本の大学や公的機関に所属する研究者の数は、先進国にしては、人口の割に少なめ
であることが分かります。
また、上の数値から、論文数/(アカデミアにいる研究者数)で見ると、日本の順位が
研究者一人当たりの論文数でみて大きく下がるということはありません。
ちゃんと読め (スコア:0)
この予算の割にと書いてあるじゃないか、行間に。
Re:ちゃんと読め (スコア:1)
行間じゃなくて、ソースにある。日本と中国の比較で、だけど。
http://www.nature.com/nature/journal/v515/n7526_supp/fig_tab/515S56a_G4.html [nature.com]
Re: (スコア:0)
予算で中国にさえ負けているのか。
科研費を申請するネタさえないのに学者でございみたいな顔してる奴の人件費削ればもっと結果は良くなると思うんだがな。
日本の科学技術活動関連データに興味ある方 (スコア:2)
にはNISTEPの科学技術指標2014 が参考になると思います。 http://data.nistep.go.jp/dspace/handle/11035/2935 [nistep.go.jp]
例えば、コメントに、論文数/研究者数の日本の順位の低さを予想している物がありますが、上記資料 表 4-1-3 主要国における論文数の論文共著形態別割合の推移 を参照すると、欧州圏に比べて、日本の国際共著の割合が少ない事が目につきます。
また、表 4-1-6 国・地域別論文数、Top10%補正論文数、Top1%補正論文数 を参照すると、Nature Indexと同じ様な結果になりますが、整数カウント(記事数カウント)方式では分数カウント方式に比べて、日本は順位を落とすので、国際研究の割合が少ないと確認できます。
明るいニュースでは、日本は特許数シェア世界一位を堅持しています。(概要参照)
また、特許料等の技術貿易収支は高い伸びを見せています。
等々、若干オフトピですが、参考までにどうぞ。
Re: (スコア:0)
特許料等の技術貿易収支が伸びているとあまり喜んではいけない
日本企業の海外生産の伸びにともなって日本企業の現地法人から受け取る特許料収入等の割合が大きいから..........
国際共著の割合は分かりやすくて意外と客観的な評価なんでしょうね
慶応大 > 東京理科大 > 早稲田大 (スコア:0)
国公立大に対する私大上位校の実力。
九州大 > 筑波大 > 広島大 > 慶応大 > 千葉大 > 神戸大 > 東京理科大 > 早稲田大
> 新潟大 > 岡山大 > 愛媛大 > 東京医科歯科大
旧帝大・東工大が圧勝なのは広く知られる話だが、
慶応大 > 東京理科大 > 早稲田大というのは衝撃的な関係者も多いのでは。
#不等号は荒れる
Re: (スコア:0)
ディプロマミルとしては圧勝だから別にいいではないですか。
筆頭じゃないと引っかからない?? (スコア:0)
うちの教員が連名入ってる論文がいっぱいあるのにヒットしない・・・(Physical Review系とかNature系とかetc.)