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交通

JAXA、新型基幹ロケットの概要の最新版を発表 エンジン、射場などに変化 18

ストーリー by hylom
よりビッグに 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

JAXAが新型基幹ロケットの開発情報について発表を行った(JAXAのプレスリリースsorae.jp)。打ち上げは2020年度予定となっている。

新型機関ロケットは現行のH2A/H2Bロケットの後継となるロケットで、より大型になっているのが特徴。第1段部分には新型エンジン「LE-9」が搭載され、エンジン数を2基もしくは3基から選択できるようになるという。また、固体ロケットブースターについてもミッションに応じて本数を変えられるようになる模様。第2段部分には既存の「SRB-A」エンジンを改良して使用するという。

打ち上げにはH2ロケットでも使われている種子島宇宙センターの吉信射点が使われる。設備については現在のものを回収して利用するが、おそらく日本最大の車両となる運搬車両については新造されるようだ。

世界最大の引戸を有する整備組立棟も改修とのことで、より高くなる新型基幹ロケットに合わせて、例の引戸も含めかさ上げがされるのかもしれない。

わざわざLE-9なんか開発せんでも、既存のLE-7Aを束ねりゃ良いやん、とか思ったけど、推力10倍強となれば新規開発も無理はない。RS-68系のように効率を多少落としても(それでも固体ロケット・ブースターよりは効率が良いだろう)、推力が高ければ済むという考え方は理解できる。ただ一つ、新型基幹ロケットの、種子島内之浦漁港陸揚島内公道陸送は,そろそろ無理ではないか。種子島宇宙センター内あるいは付近の沿岸に港を設ける必要があるのでは、と素人目には思える。

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  • by pongchang (31613) on 2015年04月21日 14時57分 (#2801218) 日記
    やっぱり移民すべぇ
    http://www.laprensasa.com/309_america-in-english/3053591_brazil-ukrain... [laprensasa.com]
    ウクライナとブラジルの宇宙開発頓挫
    http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/cla.html [spaceinfo.jaxa.jp]
    ロケットを工学的に替えるより政治的に替えようよ
  • by Anonymous Coward on 2015年04月21日 15時57分 (#2801248)

    ×第2段部分には既存の「SRB-A」エンジンを改良して使用するという。
    ○第2段部分には既存の「LE-5B-2」エンジンを改良して使用するという。

    SRBは「ソリッド・ロケット・ブースター」の略。
    なんで第2段エンジンだと思ったの?

    # 最初、タレコミ人が間違えたのかと思ってしまったけど、タレコミ記事には触れられてすらいなかった。
    # 疑ってすまんです。

    • by Anonymous Coward

      切り貼りしているうちに補助ブースターの話と混ざっちゃったんでしょうよ。

  • by Carol (2812) on 2015年04月21日 14時52分 (#2801216)

    機関→基幹
    回収→改修

    ですね。

  • そもそもエキスパンダーブリードサイクルは大型化、大推力化が難しい。なのに150tf(推定。LE-7Aが110tf)も出そうとしている。技術的挑戦もいいところで、今回の開発のネックといえる。開発が遅れれば追加コストが打ち上げ費に跳ね上がる可能性があり、とても目標である1基50億円で済むとは思えない。それ以外はH-IIBの資産を有効利用した堅実な案とも言えるが(SRBの新規開発(イプシロン第二段ベース)の話はどうなったのだろう?)、、

    >ただ一つ、新型基幹ロケットの、種子島内之浦漁港陸揚島内公道陸送は,そろそろ無理ではないか。
    >種子島宇宙センター内あるいは付近の沿岸に港を設ける必要があるのでは、

    港もそうだがジェットが離着陸可能な空港も必要だろう。

    • by Anonymous Coward

      内之浦漁港って種子島ではなく鹿児島の内之浦宇宙観測所のほうじゃないの?
      空港の方は種子島空港にAn124がターンできるに十分なターニングパッドを整備すればいいんじゃないか
      空港の真下をくぐるトンネルの高さが低くてどうのこうのというのは改善したのだろうか

      • by Anonymous Coward
        間違い箇所が多すぎてどこから突っ込めばいいのかわからない。素人ながらと言い訳しながら口出しするレベルじゃねーだろ。
      • by Anonymous Coward

        御指摘の通り「島間港」でした。謹んで訂正申し上げます。

        種子島空港にAn124で運ぶのは衛星(場合によってはフェアリング段丸ごとかも)だけでしょうから、滑走路を潜れなくても、鹿児島県道76号を北上して、国道58号を南下して空港の西を抜けりゃ済むと思ったら、どうしても2カ所四つ角を左折しなきゃいけないのよね。
        これは滑走路の南側から南方の鹿児島県道76号へ抜ける道を新設するしかないな。
        それでも南種子町上中(或いは付近に新設した道で)で左折しなきゃいけないのか、後はヘリか。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月21日 19時13分 (#2801364)

    > わざわざLE-9なんか開発せんでも、既存のLE-7Aを束ねりゃ良いやん、とか思ったけど、推力10倍強となれば新規開発も無理はない。

    ここはLE-9が同じエキスパンダーブリードサイクルを採用したLE-5A/Bの推力10倍強となっている事と、LE-9の推力がLE-7系の1.数倍に過ぎない事を、混同している記述です。
    謹んで修正します。
    逆に言えば、捕らぬ狸の皮算用=机上計算コストダウン以外にLE-9新規開発のメリットが無く、当座は在来のLE-7Aを束ねりゃ良いやん、に話は戻ります。
    精々サターンV(一段目主ロケットエンジン5基)・プロトン(同6基)程度止まり、ファルコン9(一段目主ロケットエンジン9基)の様になる事はないでしょう。

    • by Anonymous Coward

      LE-7Aは複雑高価 打ち上げビジネスで最初から競争力の無いエンジンを使うわけにはいかない
      そもそもリスクの無い新規エンジン開発などありえない
      代わりばえのしないLE-7A改良みたいなのではLE-7Aそのまま使えばいいじゃんということで財務省から予算が下りない
      それから何が何でも有人飛行やりたい人たちがいてそのためには安全性の高いエキスパンダーブリードサイクルは適している

      大出力のエキスパンダーブリードサイクルは燃焼室が大きくなるという開発リスクがあるから成功すれば良いが失敗すればそれ見たことかと言われてもしようがない
      もっとも日本では本番開発やるかやらないか決める前に試作機作ってテストする余裕は無いからしょうがないことではありますが

  • by Anonymous Coward on 2015年04月21日 15時49分 (#2801245)

    タレコミ主はクラスターロケットのかなしい歴史を知らないのだろう

    • by Anonymous Coward

      30基も束ねようとしてたなんて!
      制御はカオティックになって成功しないのは現在技術でも同じってか。
      置き土産のNK-33が今でも使えるなんて旧ソ連は物持ちいいね。
      # スレズレ

      • by Anonymous Coward on 2015年04月21日 18時11分 (#2801321)

        ファルコンヘビーは一段目、液体燃料ロケットブースターも併せると、27基のエンジンでの離床を大真面目に目指して、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズが現在も開発中です。(多分今年中に打ち上げるのでは?)
        序でに第二段目も、一段目・ブースターと同じマーリン1Dを一基使用する予定です。
        ここまで来ると、一段目+ブースターロケットの一基や二基の多少の不調は、予定の範囲内です。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      はい、サターンI(B)やファルコン9の成功や、日本のロケット開発がロケットエンジンの量産による価格低減・信頼性向上をもたらすクラスター化を避け、新型ロケットエンジン開発を通じて次代に開発経験を積ませる性向がある事も知っています。

    • 発射台にあるときのロケットってどうやって立ってるの?
      ロケットに足がついてて自立してるの?
      タワーが支持してるの?片持ちで数百トンも?
      どーなってんの?
      • by Anonymous Coward on 2015年04月21日 17時40分 (#2801296)

        普通はロケット底部付近の接地・固定部で、発射台側固定部と、不用意に動かない様爆発ボルトで固定した上で、自立している。(発射時にロケットエンジン点火の上、爆発ボルトを切り離す)
        なお、普通液体ロケットには推進剤満載状態の自重に耐える強度はなく、液体燃料タンクにかけられた内圧と併せて自らを支えている。
        だから直立してから液体燃料タンクに内圧をかけつつ、推進剤を注入する。(無論タンクからガス抜きする位置を一定にする必要性もある)
        ソ連・ロシア系の打ち上げロケットには、機体中央上部で周囲から斜め上窄まりに伸ばした支持ブーム(普通四本)で吊し、発射・離床後直ちにそれを開き、幅の広いロケット下部を通す場所を空けるスタイルもある。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          なるほどー。
          知らなかったので勉強になりました。
          ありがとうございます。
          (#2801288)さんもありがとう。
      • by Anonymous Coward

        根元を支持台にボルト止め、打ち上げ時にはボルト(爆発ボルト)を爆薬で吹っ飛ばして切り離す

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